手術と入院
先日虫垂炎(盲腸)で緊急入院しました。最近盲腸で手術なんて聞かないですよね。笑
痛みを我慢しすぎると、薬で散らせるレベルではなくなりますので、できれば早めに対処することをオススメします。
さて今回は手術と入院についてです。
虫垂炎なので当然腹筋・腹膜を切って手術をしました。今は腹腔鏡といって小さなカメラを身体の中に入れ、2?3?程の小さな穴3つで手術が行なわれています。
虫垂炎は欧米だと1日で退院すると言われるほど今では簡単な手術といわれていますが、受けたことのある方はわかると思います。やはり「手術後の傷はとても痛い!」です。横向きで眠れず、仰向けだけで寝ること3日間。前かがみで歩くこと5日間。筋肉はすっかり落ち、2kg減。疲れやすくすぐに息切れ、寝ていても起きていても腰痛です。背筋は伸ばせず、姿勢も悪く、歩くスピードはいつもの半分以下です。
まだ若手(笑)の私がその状態ですから、年配の方はもっと体力を奪われるだろうなと実感しました。
できれば手術は受けないほうが良い。こんなに簡単な手術だったにも関わらず今はすごくその気持ちがわかります。仕事柄、重いものを持つ、患者さんの体重を支える、瞬発力ですが施術中にはかなりお腹に圧がかかり復帰まではかなりかかるなと感じました。
患者さんの中には椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・その他様々な病名と診断され「どうにかして手術以外の方法はないか?」といって来院される方がいらっしゃいます。かなり症状が進み、手術がベストな場合ももちろんありますが、セカンドオピニオンで他の整形外科に行き、手術は必要ないと言われた方などは、ご友人やご家族に整体やカイロプラクティックをすすめられて来院するという事も少なくありません。
手術を迷っている、または手術が必要かどうか主治医とセカンドオピニオンの医師とで意見が別れた場合、他の療法を試してみるという手もあります。(もちろん施術できるかどうか検査などで見分けられる事が前提です。)メスを入れてしまう前に一度お考えになってはいかがでしょうか。(K)