季節の変わり目
3月だというのに夏日になったり、また寒くなったり、これだけ寒暖の差が激しいと体が適応するのがむずかしいですね。桜の開花も、東京では観測史上2番目の早さだそうです。寒の戻りで満開時期が長持ちしそうなのは嬉しいですが、くれぐれも体調には注意してください。
天候と体調とは、どのような関係があるのでしょうか?
人間に限らず動物は、環境に適応して生活してきました。天気のいい日は狩りに出かけ、雨の日は濡れないようにじっとしてしのぐ。こういうパターンの動物は割りと多くみられます。人間も、そういった行動パターンがDNAに刻み込まれているはずです。狩をしたり農耕をする(エネルギーを使う)ときは交感神経が優位に、体を休める(エネルギーを貯める)ときは副交感神経が優位に働くように、自律神経のバランスでコントロールされています。気温や気圧の変化に対しても同様に、自律神経でコントロールされています。徐々に暖かくなったり徐々に寒くなったりする場合は対応できても、急激な変化についていけないときは自律神経のバランスが乱れている可能性があります。
季節の変わり目によく体調を崩す方は、鍼灸やカイロプラクティックなどのWHO(世界保健機関)が有効性を認めている代替医療に相談してみるのもいいかもしれません。カイロプラクティックは、背骨を調節することで神経の働きを整えます。もちろん自律神経も神経なので、バランスを整える効果があると言われています。季節の変わり目の体調管理に、役立ててみてください。(G)