【Topic】めまい 良性発作性頭位めまい症(BPPV)

機能神経学セミナーで学んだことを、少し紹介したいと思います。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)には特徴があります。名前からも分かる通り、良性で命にはかかわりません。また、頭位変換によって発作的にめまいがおこります。横になったり、寝返りをうったり、かがんだり、上を向いたりしたときに、少し時差があってから(3?5秒後)めまいが起こります。めまい発作の持続時間は30秒程度で落ち着きますが、ひどい時は吐いてしまうこともあります。そしてめまいが起きた動作を再度行うとめまいは減少する場合が多いです。耳鳴や耳閉塞感などの聴覚症状は、通常ありません。こうした特徴をチェックしながら、命に関わるようなめまいでないことを確認していきます。また、三半規管を刺激しない検査法で確認し、除外していきます。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)の原因は、はがれてしまった耳石が三半規管に入り込んでしまうことです。耳石による有毛細胞の異常な神経発火が、めまいを引き起こします。治療法は、耳石を三半規管から出してあげることになります。そのため、3つあるうちのどの半規管に耳石が入り込んでいるかを、検査により明らかにします。どこに耳石があるかがわかれば、エプリ―マニューバーやBBQロールといった方法で移動させていくだけです。この見極めがつけば、予後は比較的良いようです。

セミナーでは、エプリーマニューバーを確実に行えていなかったケース、外方半器に耳石があるのに後方半器の耳石をとる処置しかされていなかったケース、半器から耳石は取り除かれたけれど小脳にも問題があり他の機能神経学アプローチが必要になったケースが紹介されました。テレビでも話題に上りやすい良性発作性頭位めまい症(BPPV)ですが、確実な対処法がなされていないケースが案外多いのかもしれません。
検査での見極め方や、実際耳石を移動させる方法、また、耳石を移動させた後のご自宅で行うリハビリを学んできました。

少しカイロプラクティックとは離れている内容かもしれませんが、どんなめまいの方が来られても適切に対応できるように準備をしておくという点で、必要なアプローチ法だと思います。また、長く患われている方は小脳などにも影響がでていることも考えられますので、そうした際には機能神経学やカイロプラクティックがお役に立てる可能性があります。
(G)


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