矯正を長持ちさせるにはどうしたらいいですか?
カイロプラクティックで背骨を矯正してもらってスッキリしたけど、これを長持ちさせる方法とか運動はありますか?
カイロプラクティックで骨格から神経系の働きを改善されると、多くの場合スッキリして軽くなったと感じられるようです。その状態を維持していきたい気持ち、よく分かります。そんな時に上記のような質問を受けることがあります。
背骨がある程度いい状態になれば、運動や体操はなんでもいいです。同じ姿勢で固まらないように、適度に動かすことが重要です。
これとは別に、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症では、体操を行うタイミングや体操の内容がそれぞれ違ってきます。どのくらいまで行うかは人それぞれで、その時の段階によります。こうした場合は、細かな指示が出るはずです。
まれに、カイロプラクティックの矯正を初めて受けて、「矯正された背骨を自分で動かすにはどうすればいいですか?」と聞かれることがあります。肘や膝の関節の場合、こちらの方向に曲げてくださいと言えば、曲げることができると思います。しかし「上から何番目の背骨を右後方に動かしてください」と言われても、自分では思った通りに動かせないのではないでしょうか。ある程度いい状態になるまでは、繰り返しカイロプラクターが背骨を調整していきますので、お任せください。それができるから、カイロプラクティックが仕事として成り立っています。
何回か繰り返して矯正を行うのには、理由があります。骨格の矯正によって神経系の働きを正していきますが、間接的に脳に対してアプローチをしているのです。今までの状態を脳が覚えているので、これまでの習慣やクセに脳が慣れきっていると、一度のアジャストメント(カイロプラクティックの矯正)では以前の状態に戻ってしまうことがあります。その度にアジャストメントを行い、脳をリセットしていくと効果的です。脳がアジャストメントされた状態を本来の状態と認識できるようになると、長持ちしていくようになると思います。
(G)