- 2026.06.14
- カイロTopic【健康】
頭の重さ…スマホ首と背中の老化
日常で意識する機会はあまり多くないですが、頭は重く、成人では体重のおよそ10%程度の重さがあるとされています。首はその重さを支えているわけですが、地球上に生きる私たちには常に重力がかかっていて、頭位が前に15°傾くと首にかかる負荷は約2倍,30°で約3倍,45°前傾で約4倍に増えるという研究報告(Kenneth K Hansraj 『Surgical Technology International』2014)があります。単純計算で体重が60kgの人は顔を正面に向けているときに首にかかる頭の重さは6kg,顔を少し(15°)下に向けると12kg,スマホを持っている手の肘を体に付けた状態でスマホをのぞき込んでいる角度(およそ30〜45°)では18〜24kgの重さを支え続けていることになります。さらにスマホを持つ手をお腹の前にして見ている姿勢(約60°)ではおよそ25〜30kgの荷重がかかっているとのこと。
そのようないわゆる不良姿勢で頭が前に出ていたりうつむいたりしたような姿勢になっているのが“スマホ首”であり、つまり“スマホ首”になっているとそれだけ首から肩にかけて痛みや筋肉のコリが生じやすい状態だということです。
現代では学生も社会人も多くの人が勉強や仕事だけでなく娯楽としてもスマホなど手元の端末を使う傾向にあり、集中して使っていて一日の内のそれなりに長い時間うつむいているということも珍しくないでしょう。そうなると首や肩の筋肉は硬くこり、関節の可動性が低下して、首や肩を動かすと痛い/動かせる範囲が狭くなるなどということが起こります。
そのような生活を続けると、頭を支える筋肉の筋力が衰え、重力に負けて頭が前かがみのままになり、背中が丸まって、“背中の老化”を招きます。このような姿勢は“老けて見える”だけでなく、年を重ねるにつれて転倒や骨折や呼吸機能の低下などのリスクも高くなってしまいます。
そうならないためには、こまめに顔を上げて首を後ろへ反らしたりアゴを後ろに引いたりすることで、頭の重さを支える筋肉の血流を改善したり、筋力を鍛えたりすることが大切です。同時に胸を開いて胸筋や腹筋を伸ばしたり、肩甲骨を動かして肩甲骨まわりや背中の筋肉を使うことも効果的です。当然のことながら、体調に合わせて、無理のない範囲でのセルフケアをおこなってください。もちろん、カイロプラクティックの施術で、可動域の向上や神経のはたらきの改善など、首や背中などの背骨の関節の“ゆがみ”をととのえること、それにともなう筋力や血流のアップに対するお手伝いをします。まずは予防、そして早めのケア、さらに頭の重さを支えて生活をしていくためのより良い姿勢の維持にご利用ください。
(M)
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。
