- 2026.06.19
- カイロTopic【健康】
腕の重さ…四十肩などの痛み 肩こりの一因にも
他回で話題にした「頭の重さ」と同様に、手(上肢)や足(下肢)も、健康な時はほとんど意識することはありませんが、意外と重いです。
片腕(肩から指まで)の重さは体重の4〜6%程度,片脚(股関節からつま先まで)は体重の15〜17%程度の重さがあります。
つまり体重60kgの人で片腕約2.4〜3.6kg,片脚9〜10.2kgくらいあるということです。頭,両上肢,両足下肢の重さを合わせると体重の半分〜それ以上になる計算です。
肩関節は股関節ほど“ハマっている”関節ではなく、広い可動域を確保するために安定性は低い構造になっています。肩の関節というと主に「肩甲上腕関節(肩甲骨関節窩と上腕骨との関節)」を指しますが、他に「肩鎖関節(肩甲骨と鎖骨)」「胸鎖関節(胸骨と鎖骨)」「肩甲胸郭関節」「肩峰下関節(肩甲骨の肩峰という部分と上腕骨)」といった関節があり、それらの骨と骨の間の筋肉・腱や靭帯によって上肢は胴体に繋ぎとめられ、肩関節=上肢を動かすことができます。
四十肩(五十肩)は、これらの肩の関節やその周囲の筋肉,腱などが、加齢や運動不足によって炎症を起こし痛みを生じる疾患であり、40〜60代で身体各部位の関節の炎症が起こる原因ははっきりとはわかっていないとのことですが、運動不足および肩周囲の筋力の低下によって、腕の重さを持ち上げて動かしたり更に重い物を持ったりして過負荷をかけ、その負担が蓄積していって関節が耐えきれなくなり炎症を起こすということが少なからずあると考えられます。
日常生活では食事やPCワークやスマホ操作など、上腕から手までの筋肉は結構使っていてそれなりの筋肉そして重さを維持していますが、床を雑巾がけしたり重い物を押したり(腕立て伏せのような)、ぶら下がって自分の体重を支えたり(懸垂のような)することはほとんどなく、肩や肩甲骨周囲の筋肉は気づかないうちに衰え弱っている…というケースは少なくないのではないでしょうか。
昭和や平成の頃の小学生がしたような教室の床雑巾がけは、コロナ禍以降衛生面での問題が挙げられていますが、あれは良いトレーニングでもあったわけです。
さらに“不良姿勢”で頭位が前や下に出ていると、首から肩甲骨にかけてある筋肉や肩甲骨の内側にある筋肉には腕の重さに加えて頭の重さもかかります。肩関節周囲の炎症が起きないまでも「コリが強い」状態になってしまいます。
また、筋肉は付いていても、不良姿勢によって頚椎や胸椎にいわゆる“ゆがみ”があると、神経(運動神経)のはたらきが阻害されてうまく筋力を発揮することができなくなっている…ということもあります。効率良く,バランス良く鍛えるためにも背骨はととのえて“良い姿勢”を維持できるようにしておく方が良いです。
(M)
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
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