産後の骨盤矯正は、いつからが良いのでしょうか?
出産時には、産道確保のためホルモンの影響で靭帯が伸びやすくなっています。赤ちゃんを産むためとはいえ、骨盤の状態は不安定になっているといえます。出産後、ホルモンの分泌が減り、徐々に靭帯の強さが戻ってきます。そのときに、骨盤が歪んだ状態で戻ってしまうと、腰痛や股関節(足の付け根)の痛み、膝の痛みの原因になることがあります。
良い状態で骨盤を安定させることが、骨盤矯正の目的と言えます。
不安定な時期は、位置を正して骨盤ベルトなどで固定します。逆に、安定化しようとしているタイミングでは、動きの左右差や開きを整えていきます。
靭帯のゆるみがおさまってくる時期は、個人差があって一概には答えられません。産後6ヶ月を過ぎると、多くの方は靭帯の強さが戻ってきます。ですが、早い人では1ヵ月半から2ヶ月のときに戻ってくる場合もあります。ちょうど赤ちゃんの夜泣きでゆっくり休めないつらい時期と重なってしまいます。ですので、あせる必要はありません。少し子育てが楽になってきたタイミングでチェックにいらしてみてください。
多くの方は、産後3ヶ月から5ヶ月あたりに来られます。その段階で、現状どうなっていて、これからどういう風にしてくのが良いかをお話できると思います。動きが不安定であれば位置を正して固定していけばいいし、そろそろ固まってきていればしっかりと動きを正していきます。
つらい症状を緩和させて、楽しく子育てしてください。(G)
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