産後のヘルスケア11「頭痛でも卒乳(断乳)まで鎮痛薬を飲めない時には」

産後の育児、お疲れ様です。完全母乳育児には、メリットとデメリットがあります。
メリットは、授乳時に必ずスキンシップがあるため、赤ちゃんが安心感を得られます。精神状態が落ち着き、成長に好影響があります。また、特に初乳には多く免疫物質が含まれているため、病気になりにくいとも言われています。もちろんミルク代がかからないメリットもあります。
反対にデメリットもあります。母乳はどれだけ出ているか分からないため、量が足りていないことがあります。そのため、絶えずおっぱいを要求されると、なかなかゆっくり休めません。また、授乳姿勢による肩こり・頭痛に悩まされる人が多いのも事実です。
完全母乳育児にこだわり過ぎず、適宜ミルクとの混合にしていくのも一つの手です。特に、一時的に預ける必要がある場合、ミルクに慣らしておけば安心です。

それでも、やはり安心感を得られるからか、夜寝る前は母乳じゃないとダメなお子さんもいらっしゃいます。はやく卒乳してくれると助かりますが、母乳の出が悪くなったり、保育園に預けるようになったりすると、断乳も必要になってきます。いつ頃に卒乳(断乳)するかは、お子さんや家庭事情によっても異なってきます。

そんな卒乳(断乳)していない時に、頭痛持ちの方は大変です。以前なら薬で抑えることが可能だったとしても、授乳中だと薬の影響が心配です。デメリットにもあったように、授乳姿勢は肩こりや頭痛になりやすい姿勢でもあります。前肩になって、背中も丸まりやすいからです。
授乳中の肩こり・頭痛には、薬を使わないカイロプラクティックはいかがでしょうか。カイロプラクティックは、背骨の調整でその人の自然治癒力を働きやすくして、症状を軽減させていく自然療法です。特に上部頚椎と呼ばれる後頭部に近い背骨が、頭痛と関わりが深いと言われています。カイロプラクティックなら、そこを的確に調整することができます。

授乳中で薬を使いたくない方は、自然療法のカイロプラクティックを試してみてはいかがでしょうか。産後の骨格矯正で、より快適な育児ライフを過ごしていただけると思います。
(G)