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「腰痛と耳閉塞感…妊娠11週頃からの不調」(20代女性 デスクワーク)

妊娠してお腹のふくらみがわかるようになりはじめてから腰の真ん中が固くなっている。デスクワークをしているとどんどん固くなり、反らしにくく前屈みもしづらい。きっかけは分からないがたまにズキッと痛む。体を動かしたり自分で押したりするといくらかマシになる。同じ頃から、むくみ感や耳がぼうっとなって自分の声が響くような感じがある。

初回来院時の状況

腰椎前弯が減少、骨盤後傾、特に右腸骨は下後方に傾き内腿の筋肉に力を入れにくくなっている。胸腰移行部は関節可動域も低下しており上体を後ろに反らすと痛い。腰部の筋肉は硬く張っていて触ると過敏な硬結があり痛む。
頚椎も首を動かしながら触診すると上の方に“ゆがみ”があり、耳閉感に関わっていると考えられた。

施術内容及び経過

胸や下腹部を圧迫しない専用のマットを敷いた上にうつ伏せになり、胸椎から腰椎にかけて少しずつ背骨や肋骨を動かしその周囲の筋肉の柔軟性を回復させた後、骨盤と胸腰移行部の“ゆがみ”を矯正した。起き上がって動いてもらうと前屈みも問題なくできて腰が軽くなったとのこと。その後は月2回ほどメンテナンスをしている。
頚椎のゆがみも矯正したところ、2ヶ月の間「耳がぼうっとする感じ」はほとんど出なくなったとのこと。

担当者コメント

妊娠11週(3ヶ月目)頃からはつわりや円靭帯の痛みは治まっていくことが多いですが、むくみやこむら返りが起こったり疲れやすくなったりしやすく、他にもホルモンの作用や姿勢(重心)の変化で人によってさまざまな症状が現れます。腰痛もよくみられる症状で、産休に入るまで仕事・特にデスクワークを続けている妊婦さんはコリのような固くて重い痛みにお悩みのことも多いと思います。また、ケーゲル体操(骨盤底筋の体操)を始めても良い時期だそうですが、腰が痛いと骨盤底筋に力を入れるのもなかなかしんどいでしょう。骨盤や腰椎の“ゆがみ”をアジャストメント(カイロプラクティックの矯正)でととのえ、腰部の筋肉などの軟部組織の柔軟性や血流の改善と腰痛の緩和をめざすとともに、頚椎から腰椎まで背骨に“ゆがみ”があることによって自然治癒力が妨げられている部分を矯正し、少しでも“楽”な状態になっていただきたいと考えています。
(M)
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