- 2025.12.25
- カイロTopic【健康】
寒いと痛みやすい?筋肉や関節のこわばり
寒くなって、股関節や膝などの関節の動きが悪くなったり、腰痛や首肩のコリが悪化したり、足のつりやギックリ腰や寝違えなどの急な痛みが起こりやすくなったりしています。毎年冬になると同じような話題になりますが、これらの症状の生じやすさは外気温の低下に対応して起こる身体の変化が関係しています。
寒くなって周りの温度が下がっても身体の奥の胸部や腹部の内臓のはたらきを維持するために身体の深部体温を保つことが優先され、冷えた外気に晒されやすい手足などから体温が逃げないように表層の筋肉などの血管が収縮します。特に、普段動かしていない筋肉に血液を運ぶ血管は細くなりやすく、筋肉の血行は悪くなります。
末梢血管が収縮することに加えて、体内の水分量が少なくなることも、筋肉などの軟部組織の血流が低下して柔軟性が低くなる原因の一つです。そうなった筋肉はふとした動きや急な運動負荷によって傷みやすくなり、血行が悪いので酸素や栄養が不足気味になり、発痛物質など老廃物が溜まりがちになって、痛むようになってしまいます。
また関節(可動域を有する滑液関節)は関節包という結合組織被膜に覆われていて、関節包の内側の膜・滑液膜は血管に富み、滑液を分泌しています。滑液は関節軟骨の表面を覆い、関節面の摩擦を軽減させるとともに関節面にかかる圧力を分散,衝撃を吸収しています。この滑液は温度依存性があり、低温になるほど粘性が増加し潤滑性が減少します。つまり、血行が悪くなって冷えると滑液がドロドロになり関節の動きが悪くなるということで、冬の外気温が低い時期に関節の動きが悪くなることに大きく影響しています。
以上のことをふまえて、寒い冬には特に動き始めや起床時などに温かい場所で軽くストレッチしたり関節を曲げ伸ばししたりして血流や滑液の潤滑性を良くしておいたり、身体を冷やさないように服装や入浴に気をつけたり、こまめに水分を摂るようにしたりして筋肉や関節の“こわばり”を改善,予防することが、身体を痛め(傷め)ないコツだと思います。ちなみに、運動を続けている人は運動習慣がない人と比べて運動時の末梢血管の血流が上がりやすいです。
1982年〜2023年の間で夏の期間が約3週間長くなっているのに対し、冬の気候の期間の長さはほとんど変わっていないという研究結果があるそうです。今年2025年は更に暑い期間が長かったように思いますし、つまり春と秋が短くなって気候の変化に身体が対応するための準備期間が短くなっていると言えます。「季節」による身体の変化を知って、意識して準備や予防ができる行動を習慣にしておくことで、痛みなく、ある程度快適に過ごせるようになります。
背骨の関節が動かしやすくなることで神経のはたらきが改善し、身体の“ゆがみ”がととのって、筋肉の安定性や柔軟性が回復し、血液循環や、血管からの滑液の分泌を正常に保てるようになるはずです。カイロプラクティックケアもお手伝いしますので、寒い時期でも痛みにくい身体を目指しましょう。
(M)
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。
