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  • 2026.01.06
  • カイロTopic【健康】

筋肉が硬いと起こる?皮神経による痛み

寒くなると筋肉が硬くなりやすく、痛めやすいという話題を出しましたが、実は筋肉が硬くなることによって筋肉そのものが傷付きやすくなるだけでなく、神経が絞扼・圧迫されたり傷付いたりして痛みが起こる場合もあります。

感覚神経(知覚神経)は運動神経とともに全身に張り巡らされていて、その中には背骨の関節の間(椎間関節)から出て筋肉の間を通り皮下表層に伸びていくものがあります。これが表題の「皮神経」です。
皮神経は皮膚への外部からの刺激などの情報を中枢に伝える感覚の神経で、筋肉と筋肉の隙間を通るので、その部分の筋肉や筋膜などがいわゆる「硬く」なると、つぶされて(絞扼されて)その刺激で痛みを感じることになります。

特に寒い季節は頭痛や首,肩こりの一部のなどもこの皮神経の絞扼が原因となっていると考えられているものがありますが、皮神経障害としてよく取り上げられるのは腰痛や大腿部痛です。
まずは腰椎から出て腰部から殿部外側の皮膚に分布しその部分で絞扼されると痛みを生じる「上殿皮神経障害」です。腸骨稜部(腰骨の上縁)を押すと痛むのが特徴です。
そして骨盤(仙骨)から出て殿部内側の感覚を支配し、仙腸関節部の靭帯で絞扼されると痛みを生じる「中殿皮神経障害」,同じく仙骨から出て殿部下部から大腿後面を支配する「下殿皮神経」と「後大腿皮神経」も坐骨部周囲で絞扼を受けると支配領域に痛みを生じます。
それから大腿部股関節あたりから膝の上くらいまでの外側を支配する「外側大腿皮神経」が上前腸骨棘(腰骨の前側) から鼡径部の部分で絞扼されると“太ももの外側の痛み”を生じます。

いずれの腰痛,下肢痛も、腰椎部分の病変に伴う神経根症や、いわゆるその他の坐骨神経痛と似た症状なので「絞扼を受ける部分を押すと痛みが強くなる」ことが鑑別のポイントです。
改善や予防のためには、
▶︎寒い時期でも腰回りや脚を冷やさないようにする
▶︎適度に動かして筋肉の柔軟性や血液循環を維持する
▶︎過剰な繰り返し運動は避ける
▶︎“良い姿勢”を心がけて筋肉にかかる負担の偏り・過剰な負担を軽減する
などが大切です。
(M)

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。