研究でも明らかに 在宅勤務の座りすぎ

新型コロナウイルスの感染拡大による1回目の緊急事態宣言から、そろそろ1年が経とうとしています。解除後の2020年7月28日から8月2日にかけて、インターネットで行われた調査結果が以下になります。

COVID-19流行下の在宅勤務者で職場勤務者よりも仕事中の座位時間が1時間以上長い ~在宅勤務では、長時間の座りすぎへの対策が必要

カイロプラクティックに来られている方々にお聞きすると、先日解除された2回目の緊急事態宣言下では1回目の時に比べて在宅勤務の割合は下がっている印象です。しかし、昨年から在宅勤務(テレワーク)を継続してらっしゃる方々・企業も多数あります。

この研究によると、「職場で働く労働者に比べて在宅勤務の労働者は、職種や勤務時間の違いなどを調整しても仕事中に座っている時間は 76 分ほど長く、一方で仕事中に歩行など身体を動かす(中高強度身体活動)時間は 27 分短いことがわかりました」とのことです。長時間の座位には、「死亡率の増加、糖尿病および心血管疾患の新規発症といった健康リスク」が報告されているそうです。

新型コロナウイルスの感染拡大防止に協力していながら、別の健康被害が出てしまうのはさけなければなりません。テレワーク中心の在宅勤務者は、意識的に体勢を変える・体操や運動を行う必要がありそうです。しかし、中には体を動かしたくても痛くて動かせない方もいらっしゃいます。

長時間の座位が原因でカイロプラクティックに来られる方に多い症状は、首・肩こり、頭痛、眼精疲労、腰痛です。慢性的に疲労が抜けず、寝てもスッキリしないことも珍しくありません。またひどくなると、座ったり立ったりの動き出しで痛い、起床時に体勢を変えると痛い、痛くて寝返りがうてない、等を訴えられる方もいらっしゃいます。こうした症状を訴えられる方に共通するのは、座りすぎで同じ体勢で固まっている(丸まっている)ことです。カイロプラクティックでは、背骨の関節の動きをチェックして元通り動かせるように矯正をしていきます。背骨を動かせるようにしていくことで、固まって丸まった姿勢からの脱却をはかります。骨格からアプローチするので、スッキリ背筋が伸びて姿勢が良くなったとの感想がよく聞かれます。座りすぎで不調を感じたら、カイロプラクティックで整えてみてはいかがでしょうか。コリや痛みといった症状が軽快し問題なく体を動かせるようになったら、軽く体操や運動をして固まらないようにしていけるといいですね。
(G)


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