- 2025.10.24
- カイロTopic【健康】
体力
体力は、身体活動に関係する身体全体の容量(力量),資質,能力などを表す用語で、生活していくための重要な要素です。
運動生理学における体力の定義としてよく用いられているものは、「ストレスに耐えて、生を維持していくからだの防衛本能(防衛体力)と、積極的に仕事をしていくからだの行動力(行動体力)とをいう」(猪飼道夫ら編「体力と身体適性」体育科学辞典 第一法規出版1970)というものだそうです。すなわち、「運動をするための体力」と「生活をするための体力」とに分けることができ、身体面,精神面の両方が含まれます。
しかし日常で「自分は体力がない」とか「以前より体力が落ちた」などと言うときの“体力”は、すぐ疲れる(ようになった),走れる距離が短い・長時間持たない,走るスピードが遅い(遅くなった),重い物を持ち上げられない(持ち上げられなくなった)…など、一定の強度の運動や身体活動を継続する力を指すことが多いと思いますので、今回はこの全身持久力に特に関連の深い“健康関連体力”=心肺フィットネス,筋力と持久力,柔軟性について書きます。
心肺フィットネスとはいわゆる心肺機能・呼吸循環器系持久性のことで、酸素を全身に供給する能力のことです。
身体活動の直接のエネルギー・ATP(アデノシン三リン酸)には、主に三つの補充系があります。ホスホクレアチンからATPを素早く再合成する系と、筋肉などに蓄えられたグリコーゲンが乳酸に分解されてエネルギーを出す系と、酸素を利用して主に糖質や脂肪などを原料にATPを生成する系です。ホスホクレアチン系とグリコーゲン乳酸系は、瞬発的な・短時間で強い筋力を発揮する運動の際に速やかに利用できるエネルギー補充ですが、軽〜中等度の負荷の運動を続けたりすぐ再開したりするためには酸素を利用してATPを大量に作り出す必要があります。これには心肺機能が密接に関係するため保健医療でもまず重視され、体力低下がみられる際にもチェックが必要な場合があります。
筋力は、重量によって計られる力だけでなく、持久力(疲れやすさ),瞬発力(反応速度)や敏捷性(動作の素早さ),からだの柔軟性などにも関わり、体力の要です。
ここまで簡単にですが見てくると結局、行動体力と防衛体力とをどちらも維持してこそ「体力がある」と言えるのではないかという考えに行き着きます。そして体力の維持,向上に大切なのはやはり、「バランスの良い運動,栄養,睡眠」なのです。
特に体力を増加させるためには栄養と睡眠と併せて「運動も日々継続」することが必要です。運動が習慣化していない生活の中ではなかなか始められないし長続きしないものですが、「運動!」と気負わなくても、まずは歩く距離を少しだけ増やしてみたり、いつもエスカレーターを使うところを階段で登ってみたり、歯を磨きながらスクワットしてみたり、寝る前に布団の上でストレッチしたりするところから始めてみると良いと思います。
体力づくりのために自律神経系や運動神経的なアプローチ,あるいは運動を始める時からだに大きな負担がかからないようにするためにバランスをととのえるなど、カイロプラクティックでは直接あるいは間接的なサポートをいたします。
(M)
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。
