MaternityColumnマタニティコラム
  • 2013.01.15

妊婦さんのヘルスケア(マタニティ整体)1「腰の付け根の痛み」

前回、がんばっているお母さんを応援するべく、カイロプラクティックを紹介させていただきました。

お母さんということは、つまりは妊娠・出産を経験されたということです。では、妊娠中の身体の変化としては、どういうものがあるのでしょうか。

誰でも分かる見た目の変化は、お腹が大きくなってくることですね。14週目くらいからです。それに伴い、お腹の皮が伸びて、腹筋も伸ばされてきます。骨盤の傾斜にも変化があらわれて、前方が下がることによって後方が上がってきます。その結果、骨盤と腰の骨(腰椎=ようついと言います)の間が詰まってきます。

骨盤と腰椎の間(腰仙部)が詰まっているような場合、カイロプラクティックでは背骨の関節の動きの悪さを、元の状態に正すように動かしていきます。すると、つまり感が軽くなり、腰の付け根の痛みが軽減していきます。また、腰仙部の動きの悪さがあると、代償で骨盤にも左右差が見られることがよくあります。いつも横座りをしていて、同じ方にしか座れない場合は、骨盤の状態をチェックする必要があります。

妊婦さんの体型があれだけ変わった上に、お腹の赤ちゃんはどんどん大きくなってきますから、負担は相当なものになってきますよね。

症状としては、上記の腰の付け根の痛み以外に、足の付け根の痛み、首・肩こり、背中の張りやコリ・痛み、膝の痛み、足のむくみなどが多くなってくるでしょう。また、便秘なども頻繁におこってきます。これらにつわりが重なると、気分は沈みがちになってしまうのも仕方がありません。本当に、出産って大変です。

つわりによる吐き気や頭痛は、胎盤が完成する16週くらいで軽快することが多いと言われていますが、個人差もあります。悪阻による吐き気や頭痛が軽快しても、上記の症状は続きます。

そんなときは、体を整えることで効果が出てくることがあります。次回は、上記の症状をもう少し詳しくみていきます。(G)

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。