初めは腰痛で来られていた方から、ある時「そう言えば、外反母趾って何かできますか?」と尋ねられることがよくあります。
カイロプラクティックで、外反母趾にアプローチしていくことは可能です。
外反母趾の原因は、足の筋肉を正しく使えないことです。合わない靴(ハイヒール含む)や運動不足・筋力不足などが相まって、徐々に足の親指(母趾)の先が第2趾に方に曲がっていったり、母趾の付け根が出っ張ってきたりします。また、女性の方が男性の10倍なりやすいことからも、関節の柔軟性や筋力が関わっていると想像できます。
具体的には、開張足と言って足の横アーチが減少してきてしまいます。その状態で、母趾外転筋と母趾内転筋のバランスが崩れると、母趾が外反してくるのです。また、短母趾屈筋や長母趾屈筋の筋力も縦アーチに重要ですので、これらのバランスも要チェックです。
レントゲンで、骨の角度を測ることで外反母趾の程度が決定されます。しかし、必ずしも角度と症状が一致しないことがあります。症状は、主に痛みです。母趾の付け根の出っ張りが炎症を起こすことで痛む滑液包(バニオン)の痛みと、指の股の部分の痛みに大きく分けられます。
角度が大きくなると手術も視野に入れていくことになりますが、最近では包帯を使った保存療法の研究も進んでいるようです。包帯を使った保存療法では、開張足を元に正していくことがカギとなります。
では、カイロプラクティックでのアプローチです。
まずは、大元の背骨の動きを正していきます。特に腰椎の動きを正していくことで足への神経の働きを整え、自然治癒力を高め回復していきやすい状態に整えていきます。そして、足の関節を細かにチェックして、横アーチを回復するように動きを整えていきます。その中で、上記の母趾内転筋や母趾外転筋のアンバランスを解消していきます。また、足の縦アーチに重要な短母趾屈筋・長母趾屈筋の筋力もチェックして、バランスを整えます。特に、長母指屈筋は足裏だけでなくふくらはぎの方から始まる筋肉ですので、そちらも併せて整えていくことがポイントとなります。
細かな関節の動きを整え筋力のアンバランスを改善した上で、保存療法(テーピングや包帯、ストレッチ、体操)を行うことでさらに効果が出やすくなるハズです。痛みが治まってきた状態で歩き方を変えていくと、再発予防につながります。
まとめ
・開張足を正すため、足の横アーチを回復させる
・筋力のアンバランスを改善するために、足の関節の動きを整える
・保存療法との併用で、効果アップ
(G)
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。
