Blogブログ
  • 2025.12.09
  • カイロTopic【健康】

いつもは痛くないけど押すと痛い

ある程度以上の強い力で押せば、人間の身体で神経の通っているところならどこでも痛いですが、そういういわゆる「組織に損傷が起こりそうなほどの、侵害受容器が刺激されるような強さ」ではなく、「別のところを同じくらいの重さで押しても痛くない強さ」なのに痛い・圧痛があるという筋肉についての話題です。

原因の一つには、柔軟性の低下が挙げられます。“正常な筋肉”は柔軟性が高く押圧の力をある程度吸収することができます。また、収縮したり弛緩したりすることで血流が促されて酸素や栄養が届きやすく老廃物が流れやすくなっています。
それに対して、“圧痛がある筋肉”は柔軟性が低下していて緩衝性が低く、血流が低下して発痛物質などの老廃物も溜まっているため痛みを感じやすいと考えられます。

もう一つの原因として、炎症や組織損傷によって侵害受容器そのものが過敏になる「末梢性感作」が挙げられます。筋肉や筋膜性疼痛などのケースではこの末梢性感作の状態が長期にわたり続いていることがあり、「こり」や「トリガーポイント」と呼ばれる状態になっていることがあります。この筋筋膜性の末梢性感作は、押圧や鍼治療などの持続的/反復的な強い刺激によって脱感作する・つまり過敏性が顕著に低下することが報告されていて、押すと“痛いけど気持ちいい”“効く感じ”と感じる要因になっているのではないかと考えられます。

“使いすぎ”の筋肉に圧痛があるのはいわゆる「筋肉痛」で、普段使わない筋肉を使ったときにも生じるような筋肉の微細な損傷によるもので、突発的な末梢性感作を起こします。筋肉痛が発生するメカニズムについては完全に解明はされていませんが、発痛物質・サイトカインやpHが酸性に傾くことなどいくつかの仮説があり、やはり血行を良くして筋肉の回復を促すことが早期改善につながると考えられます。
いわゆる“使わなすぎ”で硬くなって押すと痛む場合は、同じ筋長と収縮/伸張度合いで緊張し続けていたために筋肉が硬くなって自由神経終末が圧迫されて侵害刺激を受けるために痛みが起こったり、硬くなって血流も低下したために痛みを感じやすくなったり微細な損傷が生じやすくなって末梢性感作を起こしたりしているということが考えられます。

末梢性感作が慢性化すると「中枢性感作」になり難治性の痛みとなってしまうことがあります。押すと“痛気持ちいい”と感じるうちに筋肉の状態を改善し、押されなければそんなに痛くない・普段は少しこってるなくらいで済んでいる程度までで維持できるように、スターカイロもお手伝いします。
(M)

【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)

この記事の監修

高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)

  • 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
    応用理学士、カイロプラクティック理学士
  • 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
  • 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
  • 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など

患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。