ロボット 人工知能に奪われにくい仕事第1位
お寿司と言えば回転寿司というくらい、今や回転寿司チェーンは大人気です。機械の導入により、安価な明朗会計で敷居が低いのが人気の理由でしょうか。従来の職人さんが目の前で握ってくれるお寿司屋さんの方が、もはやマイナーになっている感さえあります。
またセルフうどんも、製麺機の導入で一定水準のものを安価に提供できています。こうしたテクノロジィにより、かつて人間が担っていた作業がロボットに取ってかわる時代になっています。
20年以内に50%の職種がロボットに取って代わるというニュースがありました。
この中で、カイロプラクターは人工知能・ロボットに奪われにくい仕事の第1位に選ばれています。それはなぜでしょうか?
カイロプラクティックには、サイエンス・アート・フィロソフィがあります。Science(サイエンス)は科学、Art(アート)は技術・芸術、Philosophy(フィロソフィ)は哲学、と訳されることが多いと思います。ではカイロプラクティックのアートは、技術・芸術のうちどちらの意味合いが強いのでしょうか。
技術と言えば、先ほどのテクノロジィは技術・科学技術と訳されます。このことからも分かる通り、技術は科学的なアプローチにより数値化をすることで、物事を簡単に、単純に行うことを目的としています。一方、芸術とは数値化・一般化しにくいため大量生産には向かないものであることが多く、他のものでは替えがきかないことがほとんどです。
つまり上記のお寿司であっても、最高級の芸術品を食べたければ老舗の名店という選択肢が残されているわけです。
さて、カイロプラクターの行うアジャストメント(カイロプラクティックの手技)は、いつも同じではありません。同じカイロプラクターが検査をして、同じ人の同じ部位にアプローチをする必要がでてきても、全く同じアジャストメントであることはありません。なぜなら人間は常に状態が違うため、アジャストメントの方向や強さ・スピード・振幅を常に微調整する必要があるからです。こうした数値化しにくい背景があるからこそ、カイロプラクターは人工知能・ロボットに奪われにくい仕事なのだと思います。以上のことからカイロプラクティックのアートは、技術より芸術の意味合いが強いのではないかと思います。
人工知能・ロボットには替えのきかない仕事であるカイロプラクティックを学ぼうとすれば、しっかりとした教育が必要だと分かると思います。グローバルスタンダードとして、WHO(世界保健機関)が定めたカイロプラクティックの教育ガイドラインが制定されています。カイロプラクティックを学んでみたい方は、WHO基準のカイロプラクティック大学をお勧めします。
まとめ
・今後20年以内に、ロボット・人工知能に50%の職種は置き換わると予想されている
・カイロプラクティックは、ロボット・人工知能に奪われにくい仕事の第1位
・数値化できないアートが、カイロプラクティックにはある
・きちんとカイロプラクティックを学ぶには、WHO基準の教育が必要
(G)