食後の胃痛や、胃の不快感がある場合、原因は大きくわけて二つあります。胃炎や胃潰瘍といった病気の可能性と、食べ過ぎや早食いによる消化不良といった胃の働きの低下によるものです。
胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎など、消化器系の内面が損傷を受ける病気の原因は、胃酸・消化酵素(ペプシン)・ピロリ菌の感染・非ステロイド性抗炎症薬などの薬です。専門医の受診により、内視鏡検査で胃壁の状態を確認してもらうことができます。あわせて、ピロリ菌の感染の有無も確認してもらうと良いでしょう。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の場合、ピロリ菌の除菌は必須です。ピロリ菌感染者の方が非感染者に比べて、今後発生する胃がんのリスクが5倍といわれているので、除菌しておきましょう。
専門医を受診してみたものの、特に胃も荒れていないし原因がよくわからない場合、胃腸の働きが低下している可能性があります。予防としては、暴飲暴食を控え腹八分目にするのはもちろんのこと、刺激物(辛いもの・冷たいもの・熱いもの)を極力減らして、胃に負担のかからない食生活をこころがけましょう。アルコールや喫煙も胃には負担になりますし、ストレスもよくありません。
ところで、胃の関連痛が出やすいと言われている部位に、肩甲骨の間(肩甲間部)があります。カイロプラクティックで胃に関わりが深いと言われている部位が、ちょうどそのあたり(中部胸椎)になります。カイロプラクティック検査で問題が検出された場合、そのあたりにアプローチをしていきます。背中(肩甲間部)のだるさを感じていらっしゃるような場合、胸椎が正されてくると背中のだるさが減ってきます。その時に胃の不快感が減ってくれば、胸椎をいい状態に保つことが胃の働きを正常に保つのに役立っていると言えると思います。
色々対策をしてみたけれど、なかなか胃の不快感がスッキリしない場合、カイロプラクティックを試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
・胃の状態を直接チェックして、ピロリ菌感染があれば除菌しておく
・胃の働きが低下しているだけの場合もある
・カイロプラクティックで胃と関わりの深い部位をチェックしてみよう
(G)
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。
