[Topic]車のメンテナンスと体のメンテナンス
先日、自家用車の法定12か月点検に行ってきました。去年、車検を通した整備工場に、今回もお願いしました。
すると、1年前は何も言われなかったのに、色々指摘を受けました。具体的には、タイヤの減り、冷却水のにじみ、マフラーの錆です。いずれも、すぐに交換する必要はなかったのですが、来年の車検にはどうやら交換必須のようでした。
この1年で、急激に部品が劣化したわけではないはずです。特に、タイヤの減りやマフラーの錆は、以前から少しずつ変化していたものが蓄積して、そろそろ許容範囲を超えそうだということだと理解しました。
車のように、法律で点検を義務付けられている場合、こうして早めに気が付くことができます。そして乗り方に合わせて、適切なタイミングでメンテナンスしておくことが可能になります。長く、良い状態で乗り続けるには、メンテナンスが不可欠だと実感しました。
カイロプラクティックに来られる方からよく聞かれるのが「これまでは何ともなかったのに、急に痛くなった」という言葉です。人間は不思議なもので、これまで大丈夫だったからこれからも大丈夫、という感覚があるようです。しかし、誰でも歳をとります。年齢を重ねれば、いろいろなところに負担が蓄積されているのが普通です。その蓄積が、ある日突然症状となり、先の言葉につながるのだと思います。
人間の場合、蓄積はその人の生活習慣によるところが大きいと感じます。例えばデスクワークの人は、背中が丸まって肩が巻き込んで顎を突き出すような姿勢で固まっていることが多いです。本来、しっかり動いていた関節が固まることによって、神経の働きが低下して、筋肉の柔軟性も落ちていきます。その蓄積が限度を超えたときに、症状につながるのです。カイロプラクティックでは、動きの悪くなった関節を元に正すことによって、神経の働きを改善していきます。その結果、症状の軽減につながります。
先ほどの車でいえば、故障して止まってしまった状態が、人間では症状が重い状態です。部品の取り換えが簡単にはできない人間ですから、故障する前にメンテナンスしておくことが重要となってきます。車と違う点は、人間には自然治癒力が備わっていることです。部品を取り換えることなく、自分でよくなる力が備わっているのです。しかし、神経の働きが低下していると、十分に治癒力が発揮されません。そこで、カイロプラクティックが有効になってくるのです。
おもしろいことに症状が強かった人ほど、症状が落ち着いて状態が良くなってからも、定期的にカイロプラクティック・メンテナンスを続けられる方が多いです。それは、背骨の状態が良くなると、調子がいいと実感されているからだと思います。
そろそろ体のメンテナンスをしてみようとお考えの方は、カイロプラクティックによる整体をおすすめします。
(G)