かばんの掛け方 リュックと肩こり腰痛の関係
「カバンをいつも同じ側の手で持っているので体がゆがんできた」、「ショルダーバッグをいつも同じ肩にかけているのでそちら側の肩こりがつらい」などという話を聞いたこと、もしくは体験したことはありませんか?
実際、いつも同じ側の肩や腕の筋肉が使われ続けているわけですから、当然筋肉の疲労や、バランスを取るために生じる姿勢の傾きは起こり得ます。
その時にオススメされるのが、左右の肩に均等に重さを分散させることができるリュックです。
自転車通勤のため、震災などの影響、両手でスマホを使用できる、などの理由もあってここ1,2年のあいだにビジネスバッグとしてリュックを背負っているビジネスパーソンも増えているのだとか。
しかし、リュックにしたらしたで今度は腰が痛くなったなんて話も聞きませんか?
通常リュックを背負った時に重心が低い(荷物がお尻に近くなる)ほど反り腰になりやすく、逆に重心が高い(頭に近くなる)ほど前かがみの猫背姿勢になる傾向があり、いずれにせよ腰に体重+αの負荷がかかることがお分かりいただけると思います。
ではどうすれば良いのでしょう。
ショルダーバッグや手持ちカバンにしたって、行きと帰りで反対側に持ち替えるなどすることで体への負担を分散することはできます。
大切なのは、体に負担をかけすぎない(カバンを同じ側でばかり持たない,リュックはなるべく体に密着させる,など)ことと、重さをうまく分散させることができるクッション性の高い背骨を維持すること、そして活動時に蓄積された疲労を休息の間にリセットできることです。
荷物の持ち方を工夫してみても今ひとつ症状が軽くならない、あるいは体のゆがみが改善されないなどと感じたら、スターカイロに相談にいらしてください。姿勢や筋肉のバランス、背骨の状態をチェックして施術を行い、柔軟で、リセットしやすい体づくりのお手伝いをさせていただきます。
ちなみに山登りをする時は、なるべく軽いものを下部,重いものを上部にして荷物を詰めるのが、体への負担を減らすための鉄則です。斜面を登り下りするのでそのほうが荷物が体の重心に近くなるため、荷物の重みに振り回されずに(遠心力)すむからです。
(M)