冬の水分補給
12月に入り、職場でも家庭でもよりいっそうあわただしくなる季節。唐突ですが、最近あなたの体に水分は足りていますか?夏場は喉も乾きやすいですし、熱中症対策ということも考えてしょっちゅう水分を補給していたのに、涼しくなりさらに寒くなってからというもの気をつけていないと飲み物の摂取量が減っているという方は少なくないと思います。
人間の体(成人)のおよそ50~60%は水分(細胞内液,血液,リンパ液など)です。背骨の骨の間にある椎間板と呼ばれるクッションも80%以上が水分でできています。
体重の約20%の水分を失うと命に関わるともいわれており、人体の生命活動にとって水分は非常に重要な役割を担っています。
体内での水分の役割は、主に代謝にかかわることです。体内に摂り入れた栄養分や酸素の運搬、老廃物の排泄などは水分を介しておこなわれます。また、同じく代謝の一環である体内での化学反応(食べ物の栄養を必要な物質やエネルギーにかえる)の調節もおこなっています。その他、体温・浸透圧・pHの調整もおこなっています。
つまり水分を補給すると、体内の老廃物や蓄積した疲労性物質、それからアルコールなどを希釈し、排泄を促してくれます。
水分補給がなされなくても汗や呼吸や排泄などで体からは出て行ってしまうため、体内の水分は不足して血液はドロドロになりリンパ液の流れも滞ってしまいます。
このような状態が続くと冷え性やむくみ、こむらがえりや肩こり腰痛等の原因にもなりますし、さらには高血圧や脳卒中や心筋梗塞など血管の病気のリスクも高まります。
冬の水分補給が大切なのは、上記の効果以外に風邪や冷えの予防にも役立つと考えられているからです。
冬は空気が乾燥しており、ウィルスや細菌が活発になるので風邪やインフルエンザが流行るのです。水分補給で粘膜の潤いを保ってウィルスや細菌の活動を抑制し咳やたんとして排出することが大切です。
この季節に摂取しやすいお茶やコーヒー、お酒などは利尿作用がありますので、補給する水分としてはカウントされないと考えたほうが良いです。また、体が吸収できる水の量は、30分間に200cc程度といわれていますので、一気に飲むとトイレが近くなるだけということにもなりえますのでこまめな摂取が効果的です。
冬は寒さと乾燥によるさまざまなリスクがあります。
カイロプラクティックで背骨のケアをして筋肉がゆるみ血行が良くなったら、水分補給もお忘れなく。スターカイロの待合スペースにもウォーターサーバーがありますのでご利用ください。
2017/12/5 M