肩こりのセルフケア
電車のドア上の液晶画面に映し出される広告で「手軽にできる肩こりケアは『下を向く』こと」というトピックを見ました。そこで紹介されていた方法としては、「イスに浅く腰掛け、手を頭の後ろで組んでわきを締め、背筋は伸ばしたまま顔を下に向ける」というもの。こうすると後頭部から首の後ろ・肩とのさかいめくらいの部分がストレッチされます。そうすることで筋肉や腱の柔軟性を回復して血流を良くする効果があると考えられます。
ただ、日常で家事やスマホの操作、デスクワークなど、「下を向いている時間が長く首の後ろを伸ばし続けている」ことで肩こりになっている人が多く、また、肩のこりが強い方の中には「下を向くと首や肩が痛い」という方も少なくないので注意が必要です。
日ごろ「座り姿勢に気をつける」「背筋をのばす」ことで頭の重さによる負担を首のうしろや肩だけにかけずに分散させることが大切ですが、それでも長時間同じ姿勢をとり続けることは動くために作られている私たちのからだにとってはやはり良くありません。
そこで肩こりのセルフケアとしておすすめしたいのは「首を横に倒す」ことと、「肩甲骨と肩を回す」ことです。
首を横に倒すとはどういうことかというと、右耳が右肩に近づくようにすることです。ゆっくりと、痛みが出ずに倒せるところまで倒したらまたゆっくり正面に戻ってきて今度は同様に左に倒しましょう。
そうすることで首や肩のストレッチにもなりますし、普段あまり動かさない方向に首を動かすことで首の関節の可動域を維持することができます。
肩甲骨と肩を回す方法としては、まず右手の指先を右の肩に軽く乗せます。そのまま肩甲骨を前に引き出すような気持ちで肘を前に持ってきて肩を回してください。3回くらい回したら今度は同様にして肩甲骨を背骨に寄せる感じに後ろ回しを3回です。左右の方片方ずつおこなうと効果的です。
カイロプラクティックの施術は、姿勢を整えるのはもちろんのこと、首や肩のコリの原因になっている筋肉をゆるめる目的で関係のある背骨の関節をチェックして矯正します。
セルフケアで日々の肩こりを改善させながら首や肩の動きに左右差や制限などを感じたらスターカイロにご相談ください。
(M)