スポーツ障害だけじゃない!半月板損傷

半月(板)損傷は、膝のひっかかり感やクリック(音)、階段の昇り降りやしゃがみこみ動作のときに痛みを生じるものです。損傷で断裂した半月がはさまり込んで膝が伸びなくなる(嵌頓・ロッキング)ことがあります。

半月板は、膝関節の太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)の間にあるC型の軟骨様組織(線維軟骨)です。内側と外側の半月があり、膝の安定性を増大させるとともに、膝にかかる負荷を分散,吸収するクッションの役割も担っています。辺縁に少し(半月板全体の10〜30%)血管があってこの部分は血行により栄養されていますが、残りの大部分は関節液によって栄養されています。このため、損傷を受けて放置してしまうと修復に時間がかかり治りにくいのです。

半月(板)損傷はスポーツ選手の膝関節の外傷として頻度が高くニュースなどで目にする機会もあるかと思いますが、経年変化・いわゆる加齢変化で傷つきやすくなってしまう組織でもあります。このため40代以降では激しい動きや強い外力が加わらなくても、ちょっとした動作で損傷を起こしたり、内側と外側にかかる負荷に偏りがあるまま体重をかけ続けることで断裂を起こしたりしてしまうことがあります。
半月板が損傷してクッションを失った膝関節に、さらに無理な負荷がかかり続けることで変形性膝関節症へ進んでしまうことも少なくありません。
このような半月板の加齢による損傷のリスクを下げるためには、日頃からよく歩いたり適切なストレッチを行なったりして、膝関節の関節液を作り出したり吸収したりする循環を良くしておくことや、膝周囲の筋肉、あるいは膝より上で体重を支えてくれる腹筋などの体幹の筋肉を鍛えておくことも大切です。

膝周囲の筋肉は腰部と骨盤から出ている神経の支配を受けていますので、カイロプラクティックではその部分の背骨の関節にゆがみがあると筋力がうまく発揮されなくて内側外側のバランスがかたよって負担が大きくなってしまうと考えてアプローチします。それは損傷が起きてしまっている場合でも、保存療法を提案されるような状態や、手術後のリハビリに運動療法を処方された段階などであれば同様のアプローチができ、そうすることで膝の負担を減らして痛みなく生活できるようになるためのお手伝いになるはずです。
また、膝関節は、上(近位)は股関節、下(遠位)は足首(足関節)と多くの筋肉を共有していて、立体的な捻れを持って関係しあっています。このため、股関節と関節する骨盤や腰椎のゆがみそのものが膝に負担をかけることもあります。「反り腰」「前のめり」「お腹突き出し」などの不良姿勢の改善も、加齢による変性の進行を緩やかにすることにつながると考えられます。
(M)


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