スポーツの秋~健康のために続ける運動~
ここ4,5日は冬が来たように寒くなってしまいましたが、スポーツの秋ということで、健康のために何か運動を始めた・あるいは始めてみようという人が増えています。
しかし休日に張り切っていきなり激しい運動をして、筋肉痛や肉離れ、捻挫や関節痛などスポーツ障害を起こす人も少なくありません。
さらに、運動不足気味の人が急激な運動をすると自律神経のバランスを崩しやすいです。交感神経のはたらきが過剰になって心臓や血管に負担を与えてしまったり、よく眠れなくなったり目覚めがスッキリしなくなったりします。また、日頃運動不足だと中性脂肪をうまく使えずに乳酸がたまって体に負担がかかったりすることもあります。急な激しい運動によりミトコンドリア(エネルギーをつくっている細胞の小器官)の中で活性酸素が急増して細胞がダメージを受け、からだの老化が加速することにもつながります。
健康のために大切なのは、「簡単で続けやすい軽い運動を続ける」ことです。そもそも激しい運動は、きつい上に疲れやすく、仕事や日常生活に支障が出るなどして続けることができません。
たとえば有酸素運動のウォーキングや、生活の中で行える「ながらエクササイズ」などを、1日15分以上/長くても1時間行うとよいでしょう。運動は3日あけると効果がなくなると言われていますので、2~3日に1回は行いましょう。3ヶ月続けると血中脂質などの数字が変化することがわかっています。また、毎日の15分以上の運動で生活習慣病の発症率が低下するというデータもあります。
以前の記事でも書きましたが、人間は天から与えられている・本来持っている機能を十分にはたらかせることで健康を保つことができます。しかし現代人はもともと備わっている「使うべきからだの機能」を使わずに仕事や生活ができてしまっていて体を動かす機会が激減しています。その結果、筋力やからだの機能が低下し、脂肪が蓄積して、糖尿病,高血圧,脂質異常症などの生活習慣病のリスクが高くなるのです。
健康のための運動や行動を続けるためには「いつ」「どこで」「どれくらい」行うのかを決めて実行すると良いです。その「健康行動」の一環としてカイロプラクティックもぜひご利用ください。
カイロプラクティックのトリートメントでは、手や足を動かしたり刺激を脳に伝えたりする神経が通っている背骨の矯正をし、筋力やからだの機能を改善させるお手伝いをします。
また、急激な運動によって痛みや不調を感じた場合にもご相談ください。
(M)
2017/10/17