恐竜の骨格 背骨の数
11月9日(日)は、スターカイロプラクティックの臨時休業日でした。みなさまにはご迷惑をおかけして、誠に申し訳ありませんでした。私事ですが貴重な日曜休みを利用して、上野の国立科学博物館へ行ってきました。
恐竜の骨格を見るのが、今回の目的です。家に置いてある人体の骨格模型に子供が興味をもち、その後頻繁に幼稚園から恐竜の絵本を借りてくるようになったためです。
ヒトは、頚椎が7個、胸椎が12個、腰椎が5個あり、その下は骨盤になっています。頚椎は首の骨で、胸椎には肋骨がついていて、腰椎は腰の背骨です。骨盤は、真ん中の仙骨と尾骨、その両脇の寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)で構成されています。
以前、首の長いキリンでも頚椎は7個で人間と同じ数だ、と聞いたことがありました。実際にキリンの骨格標本を見ると、頚椎のひとつひとつは大きいですが、数は7個でした。果たして、恐竜では何個あるのでしょうか?
恐竜にも種類がたくさんあり、今回みられた骨格模型がすべてを網羅しているのかどうかも分かりませんが、私が見た限りでは頚椎は7個でした。T?レックスのような(名前は違いましたが)肉食恐竜も、馬のような草食恐竜も、猿のような私たちの祖先(旧人・原人)も、ワニのような爬虫類系恐竜も、頚椎は7個でした。遺伝情報が、きっと同じなのでしょう。ただし、頚椎に肋骨のような骨がついているのも中にはありました。さらに胴体が長いものは胸椎が20個以上あり、ワニ系のものは骨盤の先から尾骨(尾椎?)が延々と伸びていました。数が少なくなるものとしては腰椎が4個のものが見られましたが、人間にも腰椎の仙骨化がみられる場合があるので、その骨格が標準的なものなのかは分かりません。
生きている時代や姿かたちが違う人間と恐竜で、頚椎の数が同じというのはすごく不思議な感じがしましたが、脊椎動物が地上で暮らすには適した数なのかもしれませんね。カイロプラクターとしては、アジャストメントしてみたいと思ってしまいました。
ここまで読んでいただいた方、とりとめのない雑感にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。ちなみに子供は、どの恐竜の骨格を見ても「どうやったら骨になるの?」と同じ質問をくり返していました。
(G)