寒い日が続いていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
「寒くてますます背中を丸めてちぢこまってデスクワークをしている」,「寒さのせいで、気づくと首や肩をすくめて過ごしている」,「寒いから休日も外に出たくなくてずっとスマートフォンをいじっている」という方々、首肩こりになっていませんか?
この季節、寒さのせいで首肩の筋肉が緊張して首肩がこるのに加えて、「スマホ首」による首肩こりになってしまう方が多くいらっしゃいます。
スマホ首というのは、頚椎のゆるやかなカーブが失われてしまった状態のことを指します。ストレートネックと言われる首の状態と似ていて、さらにうつむいていることによって、頭と首の境目および首と肩の境目に負担がかかりやすい状態になっています。
この「スマホ首」の人の肩こりは、従来の肩こりとは異なる筋肉が張っています。
寒くて丸まっている,肩が上がっているなどによる従来の肩こりは、首肩から背中にかけて広がる僧帽筋や、首と肩甲骨をつなぐ肩甲挙筋のこわばりが原因となっていることがほとんどでした。
一方、うつむきがちにスマホを見続けたときには、うつむくことによって頭と首の境目(後頭窩)が広がるため頭の付け根の筋肉がこったり、首の横から前にかけてある斜角筋、そして胸と肩をつなぐようにある小胸筋もこわばったりしやすく、「肩こり+首こり」になってしまうというわけです。
首の鎖骨の上のあたりを押してみて痛みを感じたら斜角筋のこりがあり、また肩を見下ろして肩が前にでっぱっていたら小胸筋がこっている可能性が高いです。
上記のような丸まった姿勢で、筋肉もこっているわけですから、頭と首の境目の頚椎や首と肩の境目の頚胸移行部から背中にかけての中部胸椎の背骨のどこかしらに、固く動かしにくくなってしまっている関節があることがほとんどです。
そして背骨の関節が固く動かしにくくなっていると、筋肉だけをストレッチやマッサージなどでゆるめても、すぐに戻ってしまってまたこってくるというケースが多いです。
首から背中にかけての背骨は、首肩回りのこりやすい筋肉が付着している部分でもあり、それらの筋肉に届く神経と関係が深いところでもありますので、カイロプラクティックの背骨の矯正によって筋肉が緩んでこりにくくなるといった効果が大きく期待できます。
同じ「首肩をすくめた姿勢」や「スマホ姿勢」を続けているとまた関節も固くなってきてしまいますが、背骨の矯正を受けていることで「良い首の状態」を脳が思い出していってくれるはずです。
(M)
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。
