目の疲れ、ドライアイ
長時間のデスクワークを日常の仕事としておこなっている方は、首,肩こりの他に「目の疲れ」も感じるというケースがとても多いです。
私たちの目はものを見るときに、水晶体というカメラで言うところのレンズを毛様体筋という筋肉を使って調節しながらピントを合わせています。
すなわち、近くを見るときは毛様体筋が緊張して水晶体が厚く膨らみ、遠くを見るときは緩んで水晶体が薄くなります。
つまり長時間のパソコン作業のように近くのモノをずっと見続けるような場合には、毛様体筋はずっと緊張しているということになるので、体の他の部位の筋肉と同様に筋肉疲労を起こしてしまいます。
また、長時間のパソコン作業で休憩をとらなかったり休憩中もスマートフォン操作をしていたりあるいは睡眠不足だったりして目の休息時間が極端に少ないと、目が乾いていわゆる「ドライアイ」になりやすくなります。
正常な目の表面は涙に覆われていて滑らかですが、目が乾いていると涙が少ないために表面がでこぼこしてきます。その状態だと、通常であればピントが合っている状態でも視界がぼやけてしまうのです。そうすると脳はなんとかピントを合わせようと調節するので、通常よりも毛様体筋を酷使することになります。
そういうわけで、パソコンやタブレット端末からときどき目を離して遠くを見る・目を閉じるということが目の疲れのケアには必要なわけですが、そうも言っていられないほど仕事が忙しかったりスマートフォンを見る必要があったりするので、日々の生活の中でたまってしまった目の疲れのケアに、カイロプラクティックをご利用ください。
カイロプラクティックでは、頭蓋骨や上部の頚椎(頭と首の境目の背骨)にズレや圧迫といったような「ゆがみ」があると目の神経によけいな負担がかかって目の疲れやさらには眼精疲労を引き起こすと考えています。
そしてこの首の上の方のゆがみは猫背姿勢などの「悪い姿勢」による胸椎,腰椎,骨盤のゆがみによって生じることも少なくありません。
さらに、自律神経の乱れは、目に限らずですが私たちのからだの疲労回復を妨げますし、毛様体筋を支配する動眼神経の枝は副交感性の繊維であるということも関係して影響を受けると考えられるため、自律神経をととのえるための施術としてやはり背中や腰の背骨の矯正も同時におこないます。
(M)