捻挫〜O脚と足関節内反捻挫〜

捻挫(ねんざ)とは、衝撃やねじれ、転倒などによって関節に無理な力がかかり、関節が動ける範囲を越えて曲がりすぎたり伸ばされすぎたりして、靱帯や腱や軟骨(骨の表面を覆う関節軟骨や関節の間のクッションである半月板や関節唇といわれる部分など)が傷つくケガのことです。
関節部分の血管が傷ついて内出血を起こすと、その部分が腫れてきます。こうした炎症、傷などの刺激によって発痛物質というものが作られ、痛みが起こります。

あらゆる関節は捻挫を起こす可能性があり、たとえばぎっくり腰やむち打ち症は腰椎の捻挫や頚椎の捻挫をそれぞれともなう疾患ですし、突き指も捻挫の一種なのですが、今回はその中でも足首の捻挫について書きます。

足首の捻挫は子供から高齢者まで起こるめずらしくないケガです。内側にひねる(足の裏が内側に向く)内反捻挫と、外側にひねる外反捻挫とがあり、およそ9割が内反捻挫です。
捻挫は一般的には足首の腫れや痛みがありますが、骨折や脱臼をともなわず、傷ついても痛みを感じにくい靭帯もあるため放っておいてしまう人も多いです。また多くの捻挫(靭帯や軟骨のケガ)ではケガの後1~2ヵ月くらいもすると強い痛みは取れ、日常生活に支障はなくなります。
しかし実は捻挫で傷めやすい前距腓靱帯(ぜんきょひじんたい)という足首の靭帯は、ヒトが二足歩行をするようになって獲得した特別な靭帯で、捻挫により傷めてしまうと、足首には筋肉がほとんどついていないため不安定になってしまいます。そうするとぐらつき感などが出ることがあったり、捻挫を繰り返してしまったりして、足の使い方が悪くなり、膝の変形や腰痛にもつながるからだ全体のバランスが崩れてしまう可能性がありますので放っておかないでください。

靭帯は一度伸びてしまうと、完全に元の状態(強度)には戻りません。ただし、受傷直後に伸びきらない位置で安静にすると、完全に伸びきってしまうという状態を免れることができます。
そして、腓骨筋(ひこつきん)群というスネの外側から足首を通って足の裏にくっついている筋肉を鍛えることで足首を安定させることができて再発防止になりますし、ゆるんだ靭帯が刺激されて再生が促されると考えられています。

また、O脚で歩いている人は捻挫しやすい状態と言えます。O脚の人の足関節は、関節面が内側に向いて傾斜していて靴のかかとが外側からすり減っていくので足が内反しやすいからです。
捻挫を繰り返してしまう方から相談を受けたとき、カイロプラクティックではこの腓骨筋群や足首のまわりの軟骨などに神経を送っている下部腰椎や骨盤の関節をチェックします。腰椎から骨盤にかけての部分はO脚を助長する腰から太ももにかけての筋肉のバランスにも関係しますので、一見足首とは関係ないところに対する施術からでも捻挫の後のリハビリや再発防止のお手伝いになると思います。
(M)


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