お正月休み明けのリハビリテーション
令和二年あけましておめでとうございます。
年末年始を皆さまはどのようにお過ごしになったでしょうか。
連休をおとりになった方の多くは、普段の一週間より「たくさん寝た」「たくさん食べた」そして「あまり動かなかった」という感覚をお持ちではないかと思います。
今週からお仕事が始まって、身体が重い・固まっていると感じるのは、久しぶりの出勤や満員電車のことなどを考えて気が重くなっているから、だけではありません。
例えばご自宅から駅まで・あるいは駅から会社までの距離なんてたいしたことはないと思っていても、お正月休みの一週間の間は毎日その距離ほども歩かなかったとなれば歩くのに必要な関節や筋肉、それらに歩くという共働運動をおこさせる脳からの指令伝達などのはたらきも少し鈍っている可能性が大いにあります。
また、満員電車はたくさんの人と押し合いへし合いしているようでいて、電車が発進・走行・停止するその時々に合わせて一人一人が、倒れないように脳と身体中の筋肉を使って絶妙なバランスをとっているのです。
そんな日常にスムーズに戻っていくためにはちょっとしたリハビリが必要です。
まずは朝目が覚めたらそのままお布団の中で片膝を抱えて、10秒くらいかけてゆっくり息を吐きながらぐっと胸に引き寄せます。このとき腰を敷布団(マット)に押し付けるようにし、抱えていない方の足の太ももの前側を伸ばしましょう。終わったら反対側も同様に、それから両膝を抱えて腹筋に力を入れて腰を丸めます。
お布団から出たら、膝は股関節の下、手は肩の下にくるように四つ這いになります。そのままゆっくりとお腹をのぞき込むように背中を丸めたり猫が伸びをするように背中を反らしたりする動きを交互に10回繰り返しましょう。
次に歯を磨きながら片足立ちをしてみましょう。股関節と膝を90°に曲げて太ももを上げられるとなお良いですが、ふらついて危ないという方は膝下を後ろに曲げて片足立ちにするところから始めてください。この時も腹筋に力を入れる(腹圧を高めるあるいは下腹をへこませる)と良いです。片足30秒ずつ出来たら素晴らしいです。そのまま洗面台の鏡に姿を映しながら両足でまっすぐ立ち、上体を左右にゆっくり倒します。
このような朝のちょっとした体操でも、背骨を動かすことになり、それによって神経に良い刺激が与えられて運動神経やバランス感覚のリハビリになります。
また、背中を丸めづらい/反らしづらい、倒しづらい、痛みがある、膝抱えや片足立ちのやりやすさに左右差があるなど、からだの状態に気づくきっかけにもなります。
そのようなときには無理をせず、できる範囲で動かしておいてスターカイロプラクティックにご相談ください。関節可動域や筋肉を支配している神経のはたらきなどをチェックして必要な矯正をおこなうことでお正月明けのリハビリテーションのお手伝いをします。今年もよろしくお願いいたします。
2020/1/7(M)