ランナー膝 ランニング後の膝痛

ランナー膝とは、ランニングでの使いすぎによって生じる膝の痛みに対する総称的病名(症候群)です。
その内で、整形外科を受診して病理的診断名が付くものは、脛骨プラトー(下腿側の骨・脛骨の関節面)の疲労骨折,腸脛靭帯炎,鵞足滑液包炎,膝蓋靭帯炎,変形性膝関節症などがあります。
そして一般的には「ランナー膝」と言えば腸脛靭帯炎を指すことが多いです。
腸脛靭帯は太ももの外側にあって膝の下に停止する筋肉で、腸脛靭帯炎になるとランニング後に痛みが起こります。長距離走において繰り返される膝の屈伸で腸脛靭帯が大腿骨外側上顆と摩擦を起こして、膝のお皿の上外側あたりに運動痛や圧痛をきたすのです。
大腿骨外側上顆が突出している人,O脚(膝の内反),腸脛靭帯が過緊張している人で起こりやすく、底の硬い靴の使用や下り坂の走行がリスク要因になると考えられています。

しかし長距離のランニングによって起こる膝関節周囲の痛みはさまざまで、病理的な原因が不明の痛みが多く、医学書にも「ランナー膝という総称的病名はこの(病理的な原因が不明の疼痛が多いという)事実を示している点において意義がある。」と記載されているほどです。

それは、病理的にあきらかな炎症や変形にまで至っていなくても、身体のゆがみや使い方のクセによる左右の膝あるいは一方の膝関節の内側外側へかかる負荷のアンバランスや膝周囲の筋肉の過緊張が、長距離走によって蓄積されて痛みを起こすからです。
膝への負荷や膝周囲の筋肉のアンバランスは、骨盤や腰椎の傾きやゆがみ・可動制限の影響を受けやすいです。腸脛靭帯炎にしても、どちらかの膝の外側に負荷が強くかかってしまうような傾きやアンバランス、太ももの外側の筋肉の過緊張を起こしてしまうようなゆがみやクセが骨盤や背骨にあるとカイロプラクティック的には考えられます。反対に太ももの内側の内転筋群や,後ろ側にあって膝を曲げる筋肉であるハムストリング,反対に前側にあって膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋など骨盤に付着する筋肉はもちろんのこと、膝の後ろの膝窩筋,ふくらはぎの下腿三頭筋,脛の前脛骨筋による痛みも、腰椎骨盤のゆがみによる可動制限や支配神経のはたらきの低下によって起こり、膝の痛みとして認識されることがあります。

また、膝の痛みは股関節や足首の問題と複雑に絡み合って、さらにそれが背骨や骨盤に影響するという悪循環を起こしているケースも少なくありません。
日常生活では痛みが出ないのに、長距離走ると膝が痛くなるという場合には、病理的な問題になる前にゆがみやクセを改善することでランニングをしても膝に痛みが出ないようにしていけるはずです。クセやアンバランスなどの状態はさまざま異なりますので、カイロプラクティックのチェックをしてそれぞれの問題に合った施術をいたします。
(M)


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