肩甲骨内側の重だるさ

仕事や趣味でPCやスマホの操作に没頭して背中がバキバキに固まっているような、肩甲骨の内側が張って痛いような、重だるいような感じになるという状態は、テレワークやステイホームの生活で経験する人がますます増えたように思います。
このような状態のとき、PCやスマホの操作など腕の使いすぎと猫背姿勢による「巻き肩」になって肩甲骨が外側に開いたことで、胸椎と肋骨そして肩甲骨の可動域の低下と、肩甲骨の内側と背骨とをつなぐ筋肉である菱形筋や肩甲骨挙筋のハリがみられます。また、体の負担が少ない位置に肩甲骨を安定させる筋肉である前鋸筋のはたらきが低下していることが多いです。カイロプラクティックの施術では、可動域が低下している胸椎や肋骨の他、前鋸筋に関係のあるC4〜T1(頚椎4番〜頚胸移行部)のチェックも必要です。

頚胸移行部(第7頚椎と第1胸椎の関節)は首が前に出る猫背姿勢を続けていると可動制限が出やすい部分で、この部の「ゆがみ」は、可動制限とそれによる不良姿勢,筋力低下,コリやハリといった血行不良による痛みとの悪循環を引き起こします。さらに、第7頚椎と第1胸椎の椎骨周囲の組織の障害からの関連痛が出るのも肩甲骨の内側ですので、カイロプラクティックにおいて重要なチェック部位です。

ゴルフなど、腕を大きく動かして使った後に背中がダルくなったときは中下部僧帽筋をチェックします。
この筋肉も猫背姿勢の人で弱下しやすい傾向があり、腕を使ったときにトリガーポイントという圧痛点が生じて、さらに肩甲骨の内側に重だるいような鈍い関連痛を出します。中下部僧帽筋へのアプローチとしてカイロプラクティックの要チェック部は、中部僧帽筋の付着部である第1〜5胸椎ならびに下部僧帽筋の第6(あるいは5)〜12胸椎、そして支配神経に関係する第1〜4頚椎です。
その他、頚椎第4/5間、5/6間の椎間板からの関連痛が肩甲骨の内側に出ます。頚椎第3/4間は肩甲骨の上角部に、6/7椎間板の関連痛は下角部に出ます。首(の椎間板)への負荷が大きいときなどに肩甲骨の内側縁に重だるい、張ってるような感じが出現します。このケースではその症状が出ているところに圧痛(押したときの強い痛み)はありません。

肩甲骨の内側というのは背中ですが、上に挙げたように頚椎の問題が深くかかわっていることが多いので、カイロプラクティックでは重だるさを感じる背中部分だけでなく首(頚椎)にもアプローチします。

ご自宅や仕事中のセルフケアとしては、顎を軽く引いて頭をゆっくり左右に倒すこと、肩甲骨を動かすようにゆっくり肩を回すことなどをおすすめしています。
顎を引こうとしてもうまくできずに顔が下を向いてしまう人は、首から頚胸移行部にかけて矯正が必要な関節可動制限があると考えられます。
肩甲骨をうまく内側に寄せられないという場合は、胸椎や肋骨の動きに問題があるケースが多いです。
姿勢やからだの使い方のクセ、症状を感じるようになったきっかけなどは人それぞれ違います。お話しをうかがい、カイロプラクティックチェックをおこなって問題のある背骨の関節に矯正をおこない、症状の改善,再発防止をめざしま
(M)


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