[Topic]五十肩(四十肩)の予防とケア

棚の上の荷物や枕元のスマホなどを取ろうとしたり、Tシャツを脱ごうとしたり、エプロンのひもを結ぼうとしたりするときに肩に強い痛みを感じるという症状をたびたびおうかがいします。ケガした覚えもないし、無理な動作をしたわけでもないし、年齢的に五十肩(四十肩)だろうおっしゃる方も多いです。五十肩は気温が下がるタイミングで発症しやすいとも言われています。

五十肩(四十肩)は50(40)歳くらいに好発する肩の痛みと可動制限を主訴とする肩関節の疾患のうち、腱板断裂や石灰性腱炎などの病態が明らかな疾患を除いた疾患群の総称です。肩関節周囲炎,癒着性関節包炎とも呼ばれます。
英語ではフローズンショルダー(Frozen shoulder・凍結肩)と呼ばれ、典型的な五十肩は、凍結進行期→凍結期→解凍期の3つの時期を数週間から数ヶ月かけて進行、人によっては年単位の経過で治癒していきます。このように長引いてしまう五十肩ですから、ならないよう予防,なってしまったら早めに治癒するように手を打ちたいものです。

50歳くらいになって肩関節に炎症が起こる原因は医学的にはっきりとはしておらず、加齢による関節の変性やオーバーユースによる軟部組織の炎症によるものと考えられています。
猫背・巻き肩の姿勢で肩甲骨や胸郭の動きがかたく、腕を動かすときに上腕骨(肩甲上腕関節)にばかり負担がかかっていたり、肩甲骨を体幹に安定させる筋肉の力が弱くて、重いものを持つときに肩周囲の筋肉にばかり負荷がかかっていたりすることは、肩関節の変性や筋肉のオーバーユースにつながります。
このため、五十肩を未然に防ぐためには肩甲骨や胸郭の動きを含めた上肢帯全体の可動性をキープしておくことや、肩甲骨の安定に関わる筋肉が筋力を発揮しやすいようにしておくことなどが有効と考えられます。
カイロプラクティック的には、肩周囲に関係する頚椎や胸椎のゆがみをチェックし矯正することで、可動域のキープ,筋力の安定とともに猫背や巻き肩姿勢の改善という良い相互作用がはたらくようにトリートメントをおこないます。

五十肩になってしまった場合、炎症期(凍結進行期)には無理に動かさない方が良いので安静にするほかないと思われるかもしれませんが、カイロプラクティックの矯正を肩の関節包や周囲の軟部組織の支配神経に関係する頚椎のゆがみに対しておこなうことで早期回復を目指します。また、肩甲骨の動きや胸郭の可動性を回復させるための胸椎へのアプローチもこの時期でも有効です。

凍結期になると肩関節の拘縮が完成し、肩の動きはあらゆる方向に制限されます。この時期も、回復が早くなるように、肩周囲の支配神経に関係する頚椎のアジャストメント(カイロプラクティックの矯正)をおこないながら、胸椎の動きの改善とともに、痛みも徐々に軽快してきている肩関節そのものの動きも少しずつつけるようにします。五十肩の予防や早期回復につながるカイロプラクティックケアの報告もありますので、ご相談にいらしてください。
(M)


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