なぜ背骨は“ゆがむ”のか?

Q.背骨はどうして歪むのですか?

A.一、重力下で生きているから
一、生活習慣の中で同じ動きを繰り返したり、同じ姿勢を長時間続けたりするから
一、動かさないから
…などが大まかな理由として挙げられます。

重力はそれ自体が背骨にとってストレス(負荷)のひとつですが、地球上で生活している限り重力がなくなることはありませんし、重力がなければ私たちは今の姿や生活を保てませんし、負荷だから悪いというわけでもありません。ただ、「どんな姿勢の時でも常に重力という負荷がかかり続けている」ということは覚えておくと背骨は歪みにくくなるはずです。

次の、日々の生活の中でどうしてもあるいはついやっている姿勢や行動などが“ゆがみ”の原因となるということについては感覚的にも分かりやすいと思います。仕事のパソコンのモニターの位置,食事時の家族やテレビとの位置関係,ヒールの高い靴で立ち続ける,子どもや荷物などを何度も上げたり下ろしたりする,その他仕事での特殊な繰り返し動作などなど、更にその時々の姿勢のわるさ:頭が前に出ている,背中や腰が丸まる,すぐに寄りかかる,肘をつく,足を組む…などなど心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

これらの不良姿勢を一時とったとしても、日頃からあらゆる方向に全身の関節をよく動かしていれば歪みはリセットされやすいのですが、なかなかそれが習慣になっている人はいません。不良姿勢のまま同じ高さの画面を見続けたり同じ動作を繰り返すばかりになったりという日々の中で、歪んだ状態のまま固まってからだの負担になる“ゆがみ”になってしまいます。子どもの時のように縦横無尽に寝返りをうっていれば寝ている間にリセットできると思いますが、身体が大きくなって大人になるとそこまでは難しいかもしれません。

見た目に歪んでいなければ良いのか?良い姿勢とは歪んでいない姿勢のことか?となると、カイロプラクティック的には、全面的な肯定はできません。一般的に“良い姿勢”というものは見ため的に説明ができますが、もっと本質的には良い姿勢とは“身体の負担が最少でエネルギー効率が良い姿勢”ということになり、見ための歪みより“ゆがみ”による機能低下の方を重視しています。
たとえば、陸上のランナーはそうでない人よりもずっとたくさん左回りに走っているので側弯していると言います。側弯は見た目には歪みですが、アスリートとしてはそれで常人には真似できない身体能力を持っていて痛みも生じていないので“良い姿勢”ということになるのだと思います。
機能低下というのは、背骨が“ゆがんでいる”ことによって神経のはたらきが阻害されて、痛みや痺れや動かしにくさや筋力低下や体の不調などが現れることです。

背骨は可動性と丈夫さを兼ね備えるための椎骨の連なりです。任意の椎骨の上下の配列(位置関係)のゆがみを伴う可動制限をそのままにして何年も生活してしまうと椎骨やその周囲の組織に変形や変性を生じます。矯正(カイロプラクティックではアジャストメントと言います)をおこなって可動性と丈夫さを維持し、神経のはたらきを改善し、負担が少なくエネルギー効率の良い姿勢をできるだけキープして健康のお役に立ちたいとカイロプラクターは考えています。
(M)


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