「痛みが左半身にばかりある」という状態はなぜ起こる?

たとえば、「肩も腰も膝も、左側だけが痛いんです。右側はどこも痛くないです」といったような、左半身にばかり不調が起こるというご相談がときどきあります。
上下半身全体に不調がある場合まず考えなければいけないのは脳の問題…脳の血管の出血,梗塞や脳腫瘍などですが、ほとんどの場合はそこまでの症状ではなかったり、病院で脳の検査をしても何も異常がないと診断されたりすると思います。
脳や胸腹部の内臓に問題がないのであればあとは筋骨格系の問題である可能性が高いと考えられます。

ところで右利きの人は右手を使うことが多いから右側の方が痛くなりそうなものだと考えるかもしれません。オーバーユースによる痛みの場合はそれが正しいことが多く、手首などにはよく起こります。
右利きだけど左側が痛いという場合についても、利き足が右の人は左足が「軸足」になる(ボールを蹴るときや自転車に乗るときなど)ので左足には右足とは違った負荷がかかりますからありえないとは言えませんが、日常生活での使用程度であれば、肩や腰などはそこまでオーバーユースで傷めるということはないはずです。
どちらかといえば意識して動かすようにしなければ、たとえば左手はキーボードを打つかスマホを持つしかしてないかも…?という方こそ痛みや不調が左側ばかりということが起こりやすいかもしれません。
つまり、“動かさない方が不調になりやすい”という可能性がまず一つあります。
運動時は心拍数が上がって活動している筋では血管の拡張が起こり、筋収縮によって静脈血還流量は増加しますが、全血液量や血圧などの生命維持に必要な恒常性を維持するために、代謝の低い器官や一時的に機能を停止してもよい器官(活動を休んでいる内臓や筋)では血管の収縮が起こります。血管が収縮すればその筋の血流は低下します。その結果、使う側・この場合は右上肢帯の筋肉は血行が良くなりますがそれに対して左側は血行が悪くなって筋肉や筋膜が“固まる”、更には筋肉が鍛えられないので徐々に支持性が悪くなったり関節にかかる負担が増えたりして痛みや不調を起こしてしまうということが考えられます。

それから鍼灸や漢方などの東洋医学的な考え方では、右半身は血,左半身の不調は気・自律神経の乱れやストレスの現れとみるようです。左半身の感覚と運動を支配するのが右脳であることが関係しているのではないかという考え方も一つとしてあるようです。

カイロプラクティックでは基本的に、「背骨(骨盤を含む)の“ゆがみ”による、身体の“バランスの崩れ”や使い方の“クセ”があるから/あるいはそのせいで身体の左側に負担がかかっているから」と考えて施術をおこないます。
ただ、それで「どうして左側ばかりに痛みが出るような“ゆがみ”ができるのか」ということについては多くの人に当てはまるような明確な回答ができず、人それぞれ生活面(仕事やよく行う動作など)についての聞き取りや姿勢の観察、筋力バランスや圧痛点のチェックなどを通してお一人お一人に合わせた計画を立てアジャストメント(カイロプラクティックの矯正)をおこなっていきます。
(M)


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