春から初夏の健康管理
冬の身が縮むような寒さがなくなってから本格的に日が照りつけてうだるような暑さになる前のこの過ごしやすい時期の健康に関するキーワードは「デトックス」「花粉症」「寒暖差」「大気の状態が不安定(天気や気圧の急激な変化)」「暑熱順化」などです。
冬は寒さから身を守るために私たち人間を含む恒温動物は体の内部の温度を上げ身体にいろいろなものをため込む体質になります。
春になり外気温が暖かくなるにつれそれが少しずつ緩和され、今度は溜まっていたものを体外へ排出するはたらき・新陳代謝や肝臓のはたらきなどが高まり、胃腸のはたらきが下がります。
花粉症は免疫の過剰反応で、エネルギーを消費します。
また寒暖差に対応するために交感神経が優位になる状態が続くとエネルギーの消費が増えます。今年は東京でも暖かくなって桜が咲いたと思ったらまた冷え込んで雪が降ったりその数週間後には気温がグッと上がって夏日になったり、あるいは1日の中でも朝晩と日中との寒暖差が大きかったりして急激な温度変化にさらされましたから余計にエネルギー消費が大きいかもしれません。
またこの時期日本上空は低気圧と高気圧が交互に通過するため気圧変化も激しく天気も安定しません。
暑熱順化とは、身体が暑さに慣れることです。身体の表層・皮膚の血流量が増え、寒い時期に休眠していた汗腺も目覚めて汗をかきやすくなり、汗に含まれる塩分などのミネラル成分の濃度が低下します。暑くなる前のこの時期から適度に運動をして汗をかけるようにしておくと夏バテや熱中症の予防になります。
季節によって違う気候や外部から受ける刺激とそれに心身がどのような影響を受けるのか知り、備えることは健康管理に重要です。
前述のことを踏まえると、この時期はからだを気持ちよく動かし、汗ばむ程度の強めの運動を少し増やして体力づくりや暑熱順化や自律神経をととのえることなどをしておくと良いと考えられます。
もちろん運動だけでなく、食べる物や規則正しい睡眠時間の確保などセルフケアできる部分は気をつけてみて下さい。
カイロプラクティックでは、運動のしづらさ、入眠困難など自律神経へのアプローチなどの改善のお手伝いができると考えています。カイロプラクティックケアも是非ご利用ください。
（M）
