カイロプラクティックはなぜ背骨をみる?

WHO(世界保健機構)に登録されている、WFC(世界カイロプラクティック機構)のカイロプラクターの定義は「ヘルスケアシステムの中で脊柱(背骨:頸椎・胸椎・腰椎・骨盤)を中心とした神経・筋骨格系の専門家」となっています。

なぜ背骨なのでしょうか。医療では内科、外科、脳外科、循環器科、整形外科、産婦人科、皮膚科、耳鼻科、眼科、歯科・・・まだまだ沢山ありますがそれぞれ専門に分かれています。

最近話題の総合診療科や家庭医を除き、ほとんどの先生がご自身の専門分野からの視点で患者さんの疾病に対して治療を行っています。

それと同じように、カイロプラクターは背骨を中心として筋肉や姿勢、骨格のバランスに独自の視点をもって患者さんをみています。

人間は生まれてから死ぬまでずっと重力というストレスを抱えて生きています。子供の頃は平気でも、20代の頃から肩こりや腰痛に悩まされ、そこから10、20、30年と症状と闘い続けている人もいます。中には手術をする方もいますが、多くの方がマッサージや整体などで疲れた筋肉をほぐし、また重力と闘う生活に戻っていきます。

カイロプラクティックは神経筋骨格系の専門家ですが、疲れた筋肉はあまり重要視していません。そこに負担がかかってしまう原因となる姿勢や、関節の動きの方が重要だと考えています。痛みやコリは結果としてでてきていますが、原因は果たして毎日の仕事だけでしょうか?それ程毎日首や肩、腰の筋肉を酷使しているのでしょうか。答えはノーです。野球選手が試合後に肩を冷やしているのを見たことがある方も多いのではないかと思いますが、腕や肩を頻繁に使い(オーバーユース)その為に使いすぎた関節や筋肉を冷やしています。ですがサービス業や調理師などは除く、いわゆる一般的な事務仕事でそれ程の負担はないですよね。

でも実際は、肩こりや腰痛は事務仕事の肩の方が重症です。運動選手や職業病の場合は外傷に近い程のオーバーユースが原因ですが、パソコンの作業などで長年蓄積した関節へのストレスは時として外傷よりもひどい場合があります。

立っているときより座っているときの方が椎間板にかかる圧力が1.5倍という事実から、一日中座って仕事をする職業の方は1.5倍の重力ストレスがかかっているということです。健康な背骨は前後にS字カーブを描いており、重力を分散させることができます。しかし猫背で座っていたり、腰を丸めて椅子の背もたれなどに寄りかかったりしていると、S字カーブはどんどん崩れ、重力の分散が行われず、ピンポイントに負担がかかってしまいます。

それを何年も続けると、もうお分かりかと思いますが、腰痛や肩こりだけでなく、負担のかかり続けた場所は局所的に椎間板が潰れ、関節の変形によるしびれや筋力低下(うまく歩けない、掴めない)などを引き起こしてしまいます。

カイロプラクターは医師ではありませんので、ヘルニアや狭窄があっても重要視しません。(症状の出方によっては禁忌(施術を行わない)になりますので、整形外科テストやレントゲン画像はもちろんチェックします)

むしろ起こってしまった結果よりも、これからさらに原因となりえる箇所を施術し重力ストレスを取り除くことによって、症状の進行(変形など)を緩め、若ければ若いほど予防の観点に立つことが可能です。

子供の頃のように多様な生活スタイルではなく、一定のパターンに決まっていると身体の不調はなかなか見つけにくいですが、もし既に症状がある方はもちろん、症状がなくとも背骨のストレスがある場所はすぐに見つかりますので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。(K)


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