整体とカイロプラクティックはどう違う?

整体と聞いて思い浮かべるのは「手」で「身体を触ってもらう」というイメージではないでしょうか?日本では手技のカテゴリーの中に沢山の種類が存在します。整体はその代名詞ともいえるワードです。

「整体」にはいろいろな種類があり、「日本古来の古武術から派生したもの」、「中国系の施術が伝来したもの」、「カイロプラクティックやオステオパシーのテクニックを使い派生したもの」などがあると言われていますが、その整体という言葉を手技に置き換えると沢山の種類が存在することに納得ができるのではないかと思います。

いろいろな手技にはそれぞれ身体をみる視点・考えがあります。整体と名のつく治療院で行う施術がそれぞれ違うのは、見立て方(考え・哲学)・それに伴い扱うテクニック(施術方法)の違いからきているといえます。

カイロプラクティックは手技療法の中でも神経生理学的・機能的に身体をみていくというものです。簡単にいえば解剖学などを基本とした「形」の異常を探したり、そこからくる筋力の低下・全身の歪みからくるアンバランス、胃腸の疲れ・自律神経の乱れなどの「はたらき」の異常を探し出します。そして見つけ出した「はたらき」の回復を図る為、背骨や骨盤を「矯正・調整」(アジャストメント)していきます。

整体=手技と考えると、「カイロプラクティック」と「整体」がある意味では同じで、ある意味で全く別のものだということがわかっていただけたと思います。今のところ明確な定義が存在しないので、手技療法に関わる先生方が友人や親戚に職業を説明するとき「整体師をやっています」などと説明することが多いのではないでしょうか。

そんな私(カイロプラクター)も87歳の祖母には「整体の先生やってるよ」と説明しています。笑(K)

 

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