カイロプラクティックって人によってやり方が違いますか?

「カイロプラクティックに行くと、お店や人によってやり方がちがいますよね。同じカイロプラクティックなのに、なぜですか?」という質問をいただきました。

はい、違います。
大きな理由は、カイロプラクティックには様々なテクニックがあるからです。

質問された方は趣味で馬術をされているので、馬術に例えて説明させていただきます。ちなみに、私も学生時代は馬術をしていました。

さて、馬術はオリンピック種目ですが、オリンピック競技には馬場馬術と障害馬術、それと馬場と障害にクロスカントリーを加えた総合馬術の3種目があります。詳しくはこちらのページをご覧ください。
話を簡略化するために、馬場馬術と障害馬術を比較します。馬場馬術は、演技の正確さや美しさを競う、フィギュアスケートのような採点競技です。一方障害馬術は、コースに設定された障害物を飛越してミスなく早く走行する、減点方式の障害物競走です。
同じ馬術のカテゴリーですが、内容は両者ともずいぶん違っています。しかし、共通するのは人と馬が協力して競技する、人馬一体というコンセプトです。

対して、カイロプラクティックはどうでしょうか。先ほど述べた通り、カイロプラクティックには様々なテクニックがあります。例をあげると、骨格を手によって矯正するディバーシファイドやガンステッド、カイロプラクティックテーブル(台)がガタンと動かしたときに背骨の矯正を行うもの、さらにアクティベーターという器具で背骨の関節に刺激を入れるもの、ローフォースと呼ばれるもの、筋力検査を特徴としたアプライド・キネシオロジー等、テクニックによってずいぶん違っているように思えます。しかし、馬術と同じで共通のコンセプトがあります。それは、神経の働きを正常化するということです。神経の働きを正常化するという目的は同じですが、手段がそれぞれ違っているのです。

これが、人によってやり方が違っている大きな理由だと思います。ご自身に合うテクニック、施術者にめぐりあえますように。
(G)

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