首や肩を回した時に音がするのですが、何の音ですか?
Q.
首や肩を回すとよく音が鳴るのですが、あれって何の音ですか?
A.
大きく分けて2種類の音の可能性があります。
①関節がポキポキ鳴っている音と、②軟部組織がこすれている音です。
①の関節が鳴るのは、指を引っ張った時や曲げた時によく鳴るあの音です。関節包内の滑液中に含まれる泡がはじける音、と言われています。イメージとしては、シャンパンのコルクを抜いた時の感じです。詳しくは、こちらのトピックをご覧ください。
この音(クラッキング)には特徴があり、一度鳴るとその後20分程度は鳴らないと言われています。
②の軟部組織がこすれる音は、ゴリゴリコリコリした音です。筋肉などの軟部組織の柔軟性が低下して、骨などのより硬い組織にこすれた時に出る音です。岩にロープがこすれているようなイメージ、と言うと分かりやすいかもしれません。こちらは、何度でも同じように音が鳴ります。
どちらの場合も音が鳴った時に痛みを伴わなければ、それほど神経質になる必要はありません。しかし、痛みを伴う場合は行わないでください。痛みの原因を取り除いたあとで、良い状態を維持できるように回すのはアリです。首や肩を動かした時に痛みが出る場合、カイロプラクティックがお役に立てると思います。背骨や肋骨の動きが悪くなって、痛みを出していることがよくあります。そこに直接、カイロプラクティック独自の考え方でアプローチしていくことができます。
痛みを伴わない場合でも、筋肉や靭帯・その他の軟部組織の柔軟性が低下していると思います。その原因が、骨格にあることがあります。首・肩こりや肩甲骨回りが気になるようでしたらご相談ください。
(G)