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「毎年同じ時期に胃の不調がある」(70代女性 無職)

このところ3年続けて、秋から冬に胃の調子が悪い。かかりつけの内科で、ことあるごとに内視鏡で検査してもらうが「組織に問題なし」と言われる。治療は、薬を処方してもらっている。しかしガンの家系なので、このまま胃の不調が続くのは良くないと思っている。薬では根本的な解決にならないと思い、カイロプラクティック受診を決めた。
この1か月は薬を飲み続けているが、食欲減退が続いている。四六時中気持ちが悪いので、朝食は抜いて、お昼はおかゆ、夕食もほとんど食べられない。キッカケは、時々ある不眠だと思う。60歳で退職後、生活リズムが悪くなり寝つきが悪くなっている。また、元々がアレルギー体質で春は体がかゆいが、薬と漢方で対応して軽くなっている。秋から冬にかけての胃の不調が残っているので、なんとかしたい。ちなみに、ピロリ菌は去年除菌した。

初回来院時の状況

アゴを前方に突き出すような姿勢で、背中が丸まっていた。カイロプラクティックで検査をすると、胃と関わりの深い胸椎、自律神経と関わりの深い頚椎に問題が見つかった。

施術内容及び経過

問題の見つかった胸椎、頚椎に対して、カイロプラクティックの矯正をしていった。1回の施術で自覚症状に大きな変化が出た。四六時中気持ち悪かったのがなくなり、空腹感が出てきた。ただし、背骨の状態は完全ではなく、症状も日によって胸やけや胃もたれが出ていた。
そのため同部位に対して、継続してカイロプラクティックを行っていった。症状の重いタイミングで計8回の施術を行ったところ、約1年後に症状が落ち着いてきたのが確認できた。背骨の状態も安定してきたため、それ以降はメンテナンスで対応している。

担当者コメント

この方は西洋医学では問題がみつからず、それでも症状があって苦しんでいらっしゃいました。ご自身の体調不良に対してできることを色々ためして、その上でカイロプラクティックにたどり着きました。カイロプラクティックでは、器質的な変化(病気、例えば胃潰瘍等)に対して、直接何かできるわけではありません。しかし、背骨を調整することで、神経の働きを整えていきます。自律神経は内臓を支配しているので、背骨の調整で内臓の調子がよくなることが臨床上よくあります。今回は背骨の状態が整ってきたときに、胃の不調も軽減してきたケースでした。
西洋医学で問題が見つからない場合でも、カイロプラクティックの検査で背骨に問題が見つかることがあります。この方は「背骨の健康診断をしてもらいにきた」と何回目かにおっしゃいました。
(G)
№E30215

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