【Topic】猫背 ①ストレートネックと上位交差症候群

「猫背」と呼ばれる姿勢にもいろいろなタイプがあります。
特に肩こりや首こりに悩む方に多い「猫背姿勢」は、“首と肩の先が前に出て、背中の上のほうが丸まる”姿勢です。
この姿勢タイプの人は、ストレートネックと言われたことがある人も多いのではないでしょうか。
ストレートネックとは、重い頭を無理なく支えるために必要な首の前カーブがなく、まっ直ぐになっている首のことです。
形態的な特徴であって疾患ではありませんが、頚椎椎間板ヘルニアや、緊張型頭痛、胸郭出口症候群などを引き起こしやすくなるので、注意が必要です。

ストレートネックでこの猫背姿勢の人は、頭が前方に出ているため、頭を後ろと前とで引っ張りあって支えている筋肉(後頭下筋群,肩甲挙筋,板状筋等の項頚部筋、斜角筋,胸鎖乳突筋,小胸筋など)が硬くなります。一方で、その姿勢だとうまく使われない筋肉(椎前筋,僧帽筋下部線維,大小菱形筋,前鋸筋など)の筋力が低下してしまいます。
この状態を「上位交差症候群(Upper Crossed Syndrome)」と呼びます。
こうなると、頭を支える首,肩の筋肉に負担がかかって首肩こりが起こりやすくなり、胸の筋肉も硬くなってどんどん首,肩が前に出て背中が丸くなります。また、肩周りの筋力は低下しますし、首から脳にかけての血液や神経の流れが悪くなってしまいます。

ただ、ストレートネックだと上位交差症候群と言われる状態になってしまうのは仕方がないということではありません。
このような状態をつくるのは、あくまで「普段の悪い姿勢の継続」です。
長時間のデスクワークだけでなく、うなだれた姿勢でのスマホ端末の操作や家事などをおこなうことによって、頭の重さで首肩の筋肉には負担がかかり続けます。
まずはアゴをひいて顔を上げ、首を立てましょう。あわせて胸を開いてください。そうしたときにPCやスマホの画面が目の高さにくるのが首肩の負担の少ない位置関係です。「悪い姿勢」が続いてしまったときは、リセットするために首をゆっくりと前後・左右に曲げて胸を反らせてください。

首,肩の筋肉の過緊張を緩和したり、うまく使われない筋肉の筋力アップをしたりするにはカイロプラクティックの施術を受けることがおすすめです。神経の流れが良くなって首肩回りの筋肉のバランスも良くなっていきます。
(M)


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