脚(あし)の付け根「鼡径部の痛み」

「運動をしているとあしの付け根が痛む」、「あぐらをかこうとすると片方の足の付け根だけ痛んで開きにくい」ということが日常で感じられることがあります。股関節全体というよりは「あしの付け根」の痛みで、変形性股関節症とはまた別のところ・別の痛み方をします。

このあしの付け根・股関節のお腹側の部分を鼡径部(そけいぶ・鼠径部)といいます。鼡径部には腰骨の前に出っ張っているところ(上前腸骨棘)から恥骨の間をつないでいる鼡径靭帯という頑丈な線維性の靭帯があって、その後ろには下肢に分布する神経や血管やリンパ節を含む数多くの重要な構造があります。
その上股関節という骨盤と下肢をつないで体重を支えながら動く大きな関節の前面であり、筋肉のさらに奥には股関節を保護する関節包やその上から股関節を支持・安定させる靭帯などもあってなかなか複雑です。
そのため、鼡径部の痛みの原因となるものは大腿骨頭の壊死や腫瘍などの病変以外に、鼡径部痛症候群(グロインペイン症候群),恥骨結合炎,大腿内転筋付着部炎,大腿直筋炎,腹直筋付着部炎,腸腰筋炎,鼡径ヘルニアなどさまざまあります。
このうち、鼡径部痛症候群と恥骨結合炎そして筋肉の名前が入っているものは、主に筋肉への過度な負担が原因で起こってしまうものです。また鼡径ヘルニアは、先天性(生まれつき)のもの以外では加齢や妊娠などによる筋力の低下が、よくある原因と言われています。

体幹から股関節周辺の筋肉や関節の柔軟性や可動性が低下して拘縮が起こったり、骨盤を支える安定性が低下したり、体幹と下肢の動きが効果的に連動する協調性がうまくはたらかなかったりしていると、からだのバランスが悪くなって使い方が不自然になり、特定の筋肉に負担がかかってしまいます。そうなると負担のかかった筋肉とその付着部が傷ついて炎症を起こし、痛みが生じます。痛むと動かさなくなるので可動性は低下し、動かさなくなると筋力が落ちるので安定性も低下、そうなれば動かさない部分へは脳からの指令もうまくはたらかなくなって連動する運動の協調性も低下するのでますますバランスが悪くなる…といったような、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化していきます。
そこまで重篤になる前の、「運動しているときだけ痛む」「あぐらをかこうとすると痛む」という段階で、筋力やそのバランス、筋肉の柔軟性や安定性を回復させておくことが非常に大切です。
左右どちらかの鼡径部の、ある特定の筋肉やその付着部に負担がかかっているというということは、特に骨盤や腰椎のゆがみが原因となっているケースがとても多いです。
スターカイロでは、どのようなときにどの部分が痛むかお話をうかがったり動かしてみて痛みを誘発させたりしながら傷んでいる部分を探すとともに、骨盤や腰椎のゆがみを矯正して負担のかかりにくいバランスにととのえるお手伝いをします。
(M)


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