[Topic]減量シリーズ<食事編2>
前回はバランスの摂れた食事と、食べる順番のお話をしました。
種類を増やしたいが外食が多い方はなかなか実践が難しいですね。外食が多い方でも一日の中でタイミングを考慮すれば、食べている内容が同じでも少し身体に変化が出ることがあります。
朝食が外食の方は、できるだけ和膳を食べると良いです。パンとコーヒーはとても美味しく香りの誘惑がたくさんありますが、栄養素としては糖分・脂肪分が中心です。カルシウムは日本人の食事では不足しやすい為、3食合わせて摂取することが大切です。その為にも焼き魚定食など、ひじきやほうれん草などの小鉢が付いたものがいいですね。のりなどの海藻類が付いているとなお良いです。それでもパン食!という方はできればヨーグルトなどでカルシウムだけでも補充しましょう。
続いて昼食ですが、仕事中に眠くなることが多い方は食事の内容を見直してみてください。炭水化物ばかり食べていませんか?実は炭水化物は眠気を誘う為、一番活動したいお昼にそばやうどん・ラーメンなど麺だけの食事は午後の仕事効率を下げてしまいます。そこでお肉やお魚などたんぱく質の登場です。お肉・お魚はもちろん消化しますが身体を活発に保ってくれます。揚げ物や炒め物など高カロリーの物も多いですが、一日の内で一番ボリュームを持たせても良いでしょう。その分夕食を注意すれば一日の中でトータルの摂取量は控えられます。前回の注意点も忘れず、野菜が付いているものがベストです。まずは野菜から、そしてたんぱく質を食べてください。
間食に関して私は賛成派です。個人的にはチョコレートが好きですが、食べすぎは注意です。最近は余り見かけなくなりましたが、酢昆布やナッツ(ノンフライ製法)などがオススメです。昆布、ナッツはミネラル補給に最適です。ナッツはそれ自体カロリーが高いので、少しの量をしっかり噛んで食べましょう。満足感も得られます。
あまり甘くないものでしたらガムもオススメです。咀嚼することで脳内の満腹中枢を少しでも刺激し、空腹感を紛らわせます。(カイロプラクティック的な注意点としては片方だけで噛み続けると身体の左右差をつくってしまうので、噛む時は両方できれば均等に噛むようにしましょう。)
夕飯は一日の疲れがあり、お酒も入り、お腹も空いているのでがっつり食べたい・・・という方、少し内容を変えてみましょう。調理が大変、種類も増やさなきゃというものも、簡単に選ぶだけで食べられるのが外食の良い点です。夜はもう眠るだけですのでそれ程エネルギーは必要ありません。サラダ(できれば温野菜)、煮物、チーズ類など自宅で作るより品目数が多く摂れ、かつ調理法も選べるので低カロリーの物を選びましょう。ドレッシングの塩分&油は要注意ですので、ポン酢やノンオイルドレッシングなどの物を選ぶといいと思います。翌朝のお通じを考えて、日中水分が足りなかったなという方はノンアルコール・ノンカフェインの水分補給を忘れずにしてください。
1日を通して不足しがちなのはやはりカルシウム・ミネラル・食物繊維です。定食を選ぶ際もこれらに注目してみると、今までと違うメニューに目がいくかもしれません。ぜひ試してみてください。
今回食シリーズを続けましたが、たとえ1日たくさん食べた日があっても、1週間でバランスが取れればいいと思います。食事のたびにストレスを感じては意味がありませんので、できることは「気をつける」ことです。自分自身が普段どんなものを食べているのかメモを取るだけでも意識は変わります。運動はしたいけど膝や腰が痛くて出来ない、なかなか時間が取れないという方は食べるタイミングだけでも変えてみてはいかがでしょうか。
もっと詳しく自分の身体がどうなっているかを知りたい方は、整体やカイロで身体全体を、人間ドックなどで身体の中身をチェックしてみるといいですね。(K)