筋肉のかたさ…硬結 強縮 拘縮 痙縮 攣縮

筋肉が“かたくなる”ことによって関節の可動域が制限されたり痛みを生じたりすることがあり、多くの人が筋肉痛やコリなどとして経験したこともあると思います。
筋肉がかたい,あるいは正常な筋収縮を逸脱した状態を指す言葉はいくつもあって分かりにくいので、今回はカイロプラクティックの臨床でもみかける表題の5つの言葉について書きました。

硬結(こうけつ)とは、筋肉内部の筋線維が限局的に固くなり、力を抜いてもその部分だけがコリコリした感触になったもので、トリガーポイントとも言われます。このような病態を表す言葉としてこれらの名称が使われるようになったのはここ40年ほどのことだそうで、発症のメカニズムについてはまだはっきりしていない部分も多いです。可能性が高いとされているのは、繰り返し動作や急な動作、ストレスのかかる不良体位(姿勢)などによって筋線維に微細な損傷を生じた結果であるというものです。
強縮とは、日常生活で動いているときにも起こっている正常な筋肉の持続的な収縮の状態ですので、当然ですが使用(収縮)している間はかたくても問題ありません。強縮の状態が続くと収縮する力が次第に減少し、やがて収縮しなくなります。これは筋の疲労と言いますのでケアが必要です。
拘縮(こうしゅく)とは、今回の記事に関しては外傷や廃用が原因で筋肉が萎縮したり収縮性が低下したりして可動性が低下した状態を指します。ただし靭帯や腱,筋肉,皮膚などの関節の周囲の組織が硬くなることが原因で関節可動が制限されている状態のことを指す言葉でもあります。
同様の関節可動制限には強直もあり、これは外傷や炎症性疾患などによって関節部分の骨や軟骨などの関節を構成する組織自体に変形や癒着などが起こったことが原因で関節可動域制限が生じている状態です。
痙縮(けいしゅく)とは、筋肉が不随意(意図せず)に収縮し力が入りすぎてしまうことで、医学的には伸張反射亢進とされます。脳から運動の神経までのどこかに異常があると起こるので、脳の病気や外傷による損傷による出血や梗塞だけでなく、運動神経が変性してしまう疾患や脊柱管の問題などで経路が障害されることでも起こります。
攣縮(れんしゅく)とは、痙縮と似た症状で、筋肉が強く収縮し続けていて血管の圧迫も起こっている状態を指して言います。筋スパズムとも言われ、ギックリ腰や寝違えなどの際に生じていることがあります。ただし生理学用語としての攣縮とは「筋への1回の刺激で起こる短時間の収縮とその後すぐに起こる弛緩を合わせて言う単収縮」のことを指します。
ちなみに筋痙攣(けいれん)と言った場合はいわゆる“筋肉がつる”という状態です。多くの場合は良性で原因となる疾患がなく特発性のものであり、運動不足やストレッチ不足,脱水や電解質異常(体内のカリウムまたはマグネシウム濃度の低下)などによって引き起こされるとされています。

以上それぞれ原因や病態は異なりますが、いずれの場合でも筋肉のかたくなった部分では血流不全と発痛物質の分泌(及び停滞)が起こって痛みを生じています。伸縮性に乏しい状態で動かしにくかったり動かすと痛んだりしますが、多くの場合は少しずつ動かして伸縮性や筋力を上げていく方が良いです。
カイロプラクティックでは背骨の関節のサブラクセーション(カイロプラクティック的な“ゆがみ”)が生じることによって関節可動制限や筋肉の痛みを含めた心身の不調が起こると考えています。その背骨の“ゆがみ”について、「“可動制限がある”,“硬くなっている”,“押すと痛い”ところ」などと表現することがありますが、それはサブラクセーションによる結果であり、医学的に病態とされる状態の手前の段階であると考えられます。
(M)


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