[Topic]ストレートネックと猫背を解消し首肩こりを改善
ストレートネックとは、本来ゆるやかな前カーブになっているべき頸椎が、カーブが減少して真っすぐ(ストレート)な“見た目”になっている状態を指します。ストレートネックの状態では、首の関節や筋肉の負担が増すために首肩こりの原因になりえます。ひどくなると頭痛やめまい、腕へのしびれといった症状を伴うこともあります。
原因は、不良姿勢がほとんどです。日常的に仕事でパソコンを使い、移動中はスマートフォンやタブレットを使用する現代人には、避けて通れない問題です。現に日本人の7~8割はストレートネックだといわれるほど、増えているのです。しかしストレートネックの人すべてが首肩こりの症状があるかと言えば、そうではありません。“見た目”がストレートでも、背骨の関節機能に問題がない場合、首肩こりの程度はグンと減ります。
セルフチェックとしては、顔を左右に振り向いてみます。その時に痛みや、どちらかに振り向きにくさがある場合、背骨の関節機能に問題がある可能性が高いです。また、頭を後ろに反らせたときに痛みが出る場合も同様です。セルフチェックでひっかかったら、カイロプラクティックで背骨の動きを改善していきましょう。
カイロプラクティックでは、まず症状の強い首肩回りの背骨の動きを改善させていきます。症状の強さは人それぞれですが、背骨の動きが良くなってくるのに比例して、症状が低下することがほとんどです。背骨の関節機能に問題がない状態であれば、見た目がストレートでも症状は軽減されていきます。
その上で、必要に応じて骨盤や猫背にもアプローチして、全体のバランスを正していきます。ご存知のように、背骨には生理的弯曲とよばれるゆるやかなS字カーブが存在します。丸まった猫背姿勢や腰を落としたデスクワーク姿勢は、このS字カーブを打ち消し首はストレートになってしまいます。逆に、体全体をS字カーブに近づけていくようにすれば、首や肩にかかる負担を減らすことができます。カイロプラクティックでは、全体のバランスを整えるために、首だけでなく肩甲骨の間や背中、腰や骨盤の関節の動きを、元通りに正していきます。
根本の背骨の動きが整ったら、筋肉を気持ちがいい程度に動かすことで、予防につながります。ストレッチだけではあまり効果を感じなかった方は、根本の背骨から正すと効果的です。背骨が正されると神経系の働きが整うため、以前と同じようにストレッチをしていても首肩こりが解消しやすくなります。カイロプラクティックを一度試してみてはいかがでしょうか。
(G)