便秘で悩まれている方、多いですね。
便秘は、病気が原因の器質性便秘と、生活習慣などが原因の機能性便秘に大きく分けられます。器質性便秘は、原因である病気を治す必要があります。今回は、病気ではない方の一般的な便秘=機能性便秘をどう解消するか、を考えていきたいと思います。
便秘では、便が硬くなってしまうことが多いため、水分をしっかりととることが重要です。お医者さんで出される便を柔らかくする薬は、大腸からの水分吸収を抑える働きがあります。便を柔らかく保つことができるため、排便しやすくなります。しかしお薬を飲んでいても、しっかりと水分補給はしておきましょう。
次に、便を押し出す筋肉が弱くなっていると、便秘につながります。運動不足になりがちな女性や高齢者、子供が便秘になりやすいのも頷けます。適度な運動を毎日行うことも重要です。
さらに、トイレに行く機会が少ないと、我慢しすぎて便意が分からなくなることがあります。毎日決まった時間に、トイレに座る習慣をつけると良いでしょう。特に、食後は排便に向いています。胃・結腸反射など、食べた後に腸にスペースをつくる働きが本来備わっています。食後のトイレ習慣をつけましょう。
そしてカイロプラクティックで、自律神経の働きを整えます。腸などの内臓は、自律神経の支配を受けています。この自律神経の働きが悪くなっていると、内臓の働きも悪くなることがあります。カイロプラクティックでは背骨を調整して、自律神経の働きを整えることができます。
参考画像は、ある5歳の男の子のものです。
便秘で腸にガスがたまり、お腹が膨れてきていました。本人もなんだかよく分からないけれど気分が悪く食欲の低下を訴えて、お腹の膨れに気がつきました。便は出ていたため、発見が遅れたようです。寒天のように、直腸にたまった便の間をニュルッと押し出すように排便していたため、本人はちゃんと出ていると報告し両親もそれを信じていました。
生活習慣の改善(水分補給とオリゴ糖の摂取、トイレ習慣、毎日のラジオ体操)と、月に1回のカイロプラクティックで変化がでてきています。まだカイロプラクティックを試していない方は、ご相談ください。(G)

腸にガスがたまって、膨らんでいます。

約2年後、毎日排便できてガスが減ってきています。
【この記事の執筆】STARカイロプラクティック編集部(院長・スタッフ)
- この記事の監修
高橋壮平(STARカイロプラクティック院長/有限会社メディトリナ代表)
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
応用理学士、カイロプラクティック理学士 - 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員
- 日本カイロプラクティック登録機構(JCR)登録カイロプラクター(N0.0431)
- 専門分野:腰痛 肩こり 頭痛 しびれの他 骨盤 姿勢矯正など
- 豪州ヴィクトリア州立RMIT大学カイロプラクティック科卒業(2003)
患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧に施術を行っています。健康で快適な毎日を送れるようサポートいたします。
