靴底のすり減り方と片足立ちで歩き方のセルフチェック
新緑の美しい季節になりました。ウォーキングとまではいかなくても散歩に出かけて心と体のリフレッシュをしたくなりますね。
とはいえ、急に歩き始めて足腰を痛めてしまうなんていうことは避けたいところ。健康的に歩くためには、腹筋、背筋、足(脚)の筋肉など、身体全体の筋肉がバランスよく使われていることが大切です。
表題のとおり「靴底のすり減り方」と「片足立ち」で、歩き方や筋肉のバランスを大まかに知ることができますので、歩く前にチェックしてみてください。
靴底の外側がすり減っている人は、ガニ股あるいはO脚傾向にあります。
骨盤と股関節が外に広がって歪んでいる可能性が高いです。重心が足の外側にかかりやすいので、股関節から膝にかけての外側の筋肉はがっちりしていて、反対に太ももの内側の筋肉は弛みがちです。腹筋がうまく使えていない状態なので、下腹に肉がつきやすいです。
靴底の内側のすり減りは、内股あるいはX脚、そして猫背の人に多くみられます。ヒールの内側がすり減ってナナメになっているのも同様です。
骨盤や腰椎のゆがみによって股関節が内側に向いてしまっている可能性が高く、殿筋群もうまく使えていないためにお尻のたるんだ体型になりやすいです。
つま先部分だけすり減る人は、前のめりに歩いているので足の裏の指の付け根あたりに痛みが出やすく、外反母趾の傾向があります。太ももやふくらはぎ、すねの筋肉をうまく使えていません。
かかと部分が大きくすり減る人は、足裏全体を引きずって歩いています。腹筋背筋が弱っているため腰を丸めていることが多く、腰痛を起こしやすいです。
さらに、上記のような靴底のすり減りに左右で大きな差があるときは、片足立ちをしてみてください。
ふらつきが大きいほうの足の筋肉の筋力が弱くなっていて股関節や膝に負担をかけていたり、反対側の足の負担が大きくなってしまったりしているため、骨盤や背骨のゆがみも大きくなってしまいます。
筋肉のバランスや歩き方の傾向が分かったら、基本的には「姿勢を伸ばして歩く」「弱くなっている部分の筋肉を意識して使って歩く」ことで改善されます。
骨盤や背骨のゆがみのせいでアンバランスが生じている場合も多いので、カイロプラクティックの矯正は効果的です。筋力のチェックなど、カイロプラクティックの検査を行って、弱くなっている部分に神経をおくっている骨盤や腰椎のゆがみをただすことで筋肉に力がはいりやすくなります。姿勢もただされるので腹筋、背筋のバランスもととのっていきます。
2018/4/10(M)