[Topic]肩甲骨まわりのコリと肩甲骨はがし

肩甲骨はご存じのとおり、背中の胸の後ろに当たる部分に左右一対並んでいる骨です。首,肩,背中と腕をつないで支えるとともに、腕をあらゆる方向に動かすための重要な役割を担っています。
肩甲骨は、肩のところで上腕骨と鎖骨との間で関節がつながっています。しかし骨盤とは違い、背中では肋骨の上に乗っかっている状態で背骨とは直接つながっているわけではなく、筋肉によって固定されているだけです。そのため、肩甲骨を固定するための筋肉と、肩甲骨と腕をあらゆる方向へ大きく動かすための筋肉と合わせて片側で18もの筋肉がくっついています。

「そんな宙ぶらりんな状態なら“肩甲骨はがし”なんてしない方が良いのでは?」という疑問がわいてくるかもしれませんがそういうことではなく、世間一般でも“肩甲骨はがし”は肩こりの解消や四十肩・五十肩の予防に、ひいては良い姿勢を保つために必要だと認識されています。
肩甲骨は肋骨上で、上と下,内側に寄せる動きと外側に開く動き,上回旋と下回旋(腕を開いたり閉じたりする時の動き)の6つの動きをします。“肩甲骨はがし”はそれらの動きをスムーズにして血行もよくするために肩甲骨を動かす筋肉を柔軟にするということなのです。

PC作業などのデスクワークやスマホの操作などを長時間行っていると、肩が前に巻き込むような姿勢が続くことになるので、小胸筋が肩甲骨をひっぱって肩甲骨が外側に開きがちです。
そうすると、意識的に動かさない限り、肩甲骨のその他の動きは可動域が狭くなっていきます。また、首から肩にかけてついている僧帽筋や肩甲挙筋などは頭や腕を支えるために過剰に緊張して“肩コリ”をつくってしまい、肩甲骨と背骨をつないでいる大・小菱形筋には“ハリ”が出てきてしまうのです。

一方、肩甲骨を固定するための主な筋肉は、肩甲骨の中(肋骨側)と肋骨とをつないでいる前鋸筋です。腕立てやパンチを繰り出すときなどに使われ、子供のころに教室の床の雑巾がけなどで鍛えられている筋肉なのですが、デスクワーク中心の生活ではほとんど使われることがなく、さらに、この前鋸筋という筋肉に送られる神経の出口は、猫背姿勢のデスクワークでゆがみやすい首の下の方の背骨にあるので、ますます弱化しやすい傾向にあるのです。
肩甲骨を固定する筋肉が弱っていると肩甲骨まわりの他の筋肉には余計に負担がかかって固くなってしまうという悪循環ができてしまいます。
自宅での肩甲骨はがしだけではすぐにコリが戻ってしまうとすればそういった背骨のゆがみやそれによる筋肉の弱化があるかもしれません。

スターカイロでは、肩甲骨まわりのコリの原因になっている筋肉をゆるめる目的の他に、弱化してしまった筋肉が本来のちからを発揮できるように、また、姿勢をととのえて肩甲骨が動きやすい位置におさまるように、背骨のゆがみを矯正します。
(M)


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