同じ症状を繰り返す時、日常生活を見直す
同じ症状を繰り返す場合、日常生活を見直すと良いかもしれません。
先日、メガネを買い換えました。メガネを換えたら頭痛になりにくくなりました。
買い換えた理由は、メガネのフレームが曲がったためです。フレームが曲がってから、首の痛みや頭痛になる頻度が増えていました。その度に同僚にカイロプラクティックアジャストメントをしてもらっていましたが、その必要が今のところありません。やはり、自分に合ったメガネは大切です。
個人的な経験を書きましたが、似たようなことは臨床上よくあります。カイロプラクティック後に一時的に楽な状態になっても、またすぐ同じ症状を繰り返してしまうことがあります(もちろん良くなる過程では、何回か繰り返しカイロプラクティックの矯正が必要な場合が多いです。しかし一旦良くなると、良い状態をキープしやすくなるのが通常です)。日常生活の見直しが効果的なのは、なかなか良い状態で落ち着かない場合です。
よくあるのは、デスクワーク時の環境です。モニターの位置によって、顔が左右どちらかに向いている状態の方はいませんか?長時間同じ体勢が続いて、そこで固まってしまうことがあります。すると顔を振り向いていくと、どちらか片側だけで痛みがでることがあります。また、不意の動作によって急に痛くなる場合、寝違えた様な痛みが出ることもあります。こうした状態でも、カイロプラクティックで背骨を正していくと、向きやすくなり痛みが軽くなりやすいです。しかし良くなってからも、以前と同じことを繰り返していてはもったいないです。モニターを正面から見られるように、環境を整えていくと良いでしょう。
また、寝起きの肩こり・頭痛がひどく少し動いてからの方がマシになる場合、寝具が合っていないことがあります。カイロプラクティックの矯正をすると一時的に楽になるのですが、しばらくすると背骨が固まってきて寝起きの症状を繰り返すことがあります。こういう例では、カイロプラクティック矯正の後にオーダー枕をつくってみたところ起床時が楽になった、という方が多数いらっしゃいます。一番いい状態で自分に合った寝具を用意すると、寝ている間に回復しやすくなります。
背骨が原因で症状が出ている場合、背骨をカイロプラクティックで正すことで対応することが可能です。しかし背骨の状態が悪くなる原因が生活環境にある場合、日常生活を見直すことで症状を出にくくしていくことができます。そのため来院された時に、症状と関係ないようなことをお聞きするかもしれませんが、なにかしらのヒントを得るために質問をしていますのでご協力いただけると幸いです。
(G)