疲れやすい…不良姿勢による背骨のゆがみが原因かも
一日デスクワークでそれほど肉体労働をしたわけではない、病気などの体調不良があるわけでもない、それなのに体が疲れやすくだるいというお悩みをよく聞きます。
疲れやすさの原因というと一般的に、睡眠の質や日々の食事の栄養バランスが良くないことなどが挙げられますが、とくに最近は外出自粛や在宅ワークによる運動不足も重なって、代謝機能が低下したり、血液の循環もわるくなって疲労物質が溜まりコリ症状が強くなってしまったりすることが疲れやすさを助長しているようです。
ノートパソコンやスマートフォンを長時間使うとどうしても「巻き肩」「猫背」の「体が丸まった不良姿勢」になります。
この姿勢は横隔膜をうまく使うことができないので呼吸が浅くなり、首肩や背中の緊張が強くなることとあわせて自律神経のバランスが乱れやすくなります。
そうするとからだを上手く休ませることができなくなり、疲れが取れないということになります。
それに加えて梅雨明けからのこの暑さ…体力を消耗しやすいだけでなく、胃腸の機能も低下してしまい、栄養バランスも乱れがちです。
また、ストレスがたまることによって起こる副腎の機能低下が慢性疲労につながることもよく言われます。
副腎はホルモンの製造・分泌をすることで血圧や血糖値、体内の水分塩分量などの体内環境を一定に保ち、からだを守ってくれている臓器です。
疲れやすさに関係する上記のような機能低下は、不良姿勢によって背骨にゆがみがあることが原因になって起きているかもしれません。
背骨の管を通って背骨の関節と関節の間の孔から出てくる神経は、背骨のゆがみによって阻害されます。
筋肉の緊張や筋力低下に関わるだけでなく、上記に挙げた臓器にもそれぞれ支配神経とそれに対応する背骨があって、たとえば胃は胸椎6番(T5〜8),副腎は胸椎9番,腸は胸腰移行部(T12〜L1)のゆがみによってそのはたらきを邪魔されるのです。
そもそも医学的に望ましい姿勢とは、最小のエネルギー消費で苦痛のない運動を可能にするもの(後略)とされており、裏を返せば、望ましくない姿勢はエネルギー消費が多く運動に苦痛をともなうということです。
つまり不良姿勢によって、ただ生活しているだけで余計なエネルギーを消費してしまって疲れやすい体になっている可能性もあります。
カイロプラクティックでは、このような神経のはたらきを阻害して関連臓器(筋肉も含む)の機能低下の原因となっている背骨のゆがみをサブラクセーションと呼び矯正(アジャストメント)をおこなうことで、からだがより良い状態になることをお手伝いしています。
疲れやすいのはからだが「良い状態ではない」証拠です。カイロプラクティックのチェックとアジャストメントを疲れにくいからだづくりにご利用ください。
(M)